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住宅ローンの残債がある状態で、リフォーム費用の融資を受ける方法を徹底解説!

2024/07/05

新築の時は「リフォームなんてしない!」って思っているかもしれませんが、屋根や外壁、ベランダなどのメンテナンスの費用と、キッチンやお風呂などの買い替えの時期が重なってしまった場合、そろそろかな…とは思いつつも何百万円も用意することは難しいですよね?そんなときのために「リフォームローン」があります。今回の記事は、住宅ローンの残債があるけどリフォームを検討している方に向けたリフォームローンについて徹底解説していきます!借り換えの方が得なのか?無担保でリフォームローンを借りた方が得なのか?しっかりお伝えします。

リフォームローンの借り方

リフォームの費用を捻出する融資の方法として、4つの方法があります。

・現在借入をしている金融機関で金利の条件変更をし、そこでリフォームローンも借りる。
・現在借入をしている金融機関で、『残債+リフォーム費用』で借入ができるか相談をし、審査をして住宅ローン自体を借り換える
・現在借入をしている金融機関で金利の条件変更だけを相談し、別の金融機関でリフォームローンを借りる。
・別の金融機関で、リフォーム費用と残債を合わせて、住宅ローンの借り換えをする

どれを選択するかは、ご家庭の状況によって変わります。なので、返済期間と毎月の返済額が一致するのはどれかを見定める必要があります。
では、これらを詳しく説明していきます。

無担保のリフォームローン

無担保とは建物や土地という財産を提供せず、融資を受ける方法です。カードローンやショッピングのリボ払いも無担保ローンになります。それらと同じ考えで、ほとんどの場合、無担保ローンは申し込み=本審査となるので、住宅ローンのように事前審査はありません。
諸費用としてかかるのは手数料と収入印紙くらいです。
無担保のリフォームローンは2つの借入の方法があります。

・現在住宅ローンを借入中の金融機関でリフォームローンを無担保で借りる
・新しく金融機関を見つける、もしくはネットで検索して、その金融機関からリフォームローンを無担保で借りる

申し込み=本審査になりますので、全ての金融機関ではありませんが、半数程度の金融機関はリフォームの計画を教えてほしいと言ってきます。なので事前にリフォーム計画のお見積もりを用意しておいた方が良いでしょう。
ネット審査の場合は、計画資料を添付して送付することになります。

有担保のリフォームローン(借り換え)

有担保とは、仮に返済ができなくなってしまった場合、建物や土地という財産を提供する融資方法になります。住宅ローンを契約した時、司法書士の先生が、建物と土地の登記簿謄本に抵当権というものを記載してくれています。これを「設定登記」と言いまして、登記簿謄本には、融資を受けた金融機関の名称や金利、返済期間など契約情報が記載されています。
有担保のリフォームローンとは、新たな金融機関から、現在の残債とリフォーム費用を合わせて融資を受ける方法で、住宅ローンの融資先を借り換えることになります。
この「借り換え」の方法を取る場合は、二つの金融機関と打ち合わせをしていくことになるので、いくつかの注意点があります。

現在の住宅ローンの残債を知る必要がある

新たな金融機関からの借入で、現在の金融機関の借入を完済させることになりますので、現在の金融機関から、完済するタイミングの残債金額を計算してもらい、明細表をもらう必要があります。現在の抵当権を解除して「解除証書」を受け取ってからでないと、新しい金融機関が抵当権を設定できなくなってしまい、そうなると希望のタイミングで融資を受けることができない(借り換えできない)ということになってしまいます。
ですから、二つの金融機関のスケジュールを上手く合わせていく必要があるのです。

住宅ローンの契約をした時の規約を調べましょう。

住宅ローンを契約した時、多くの金融機関で「一部繰り上げ返済」に続いて、「全額繰り上げ返済をする場合(借り換えする場合)」に対しての規約事項があります。そこには、全額繰り上げ返済をする時の告知義務で『○○日前に』と記載がされていまして、この規約を知らずに進めてしまうと、まず金融機関同士のタイミングが合わず、スムーズな借り換えができなくなります。規約違反にあたる場合、違約金が発生した例もありますので気をつけましょう。
有担保ローン=借り換えは、無担保とは違い、収入印紙と事務手数料、金融機関によっては保証料、そして抵当権を解除する費用と再度設定費用がかかってきますので、諸費用はしっかり把握しておきましょう。

スムーズに借り換えをするときに抑えておきたいポイント

スムーズに借り換えをするときに抑えておきたいポイントがあります。
今の金融機関に話しに行く時は、事前に電話で内容を伝えておいて、資料を全部用意してもらいましょう!
電話のポイントは、

・「全額」繰上げ返済を考えていると伝えましょう
・繰上げ返済をするタイミングの残債明細表をいつ出してもらえるかを確認しましょう
・必要な書類とスケジュールを教えてもらいましょう
・抵当権の解除証書と完済証明書がいつまでに出せるかを確認しておきましょう
・窓口に行く予約をしましょう

次は、電話の後の行動ポイントです。
1、借り換えをする・融資を受けたい!金融機関で事前審査を受けていない場合は、先ほどの電話の前に、自分が分かる範囲で良いので、住宅ローンの返済予定表から残債金額や残年数を借り換え予定の金融機関に伝え、提案された金利や返済期間などの条件を確認して、借り換えてメリットがありそうな提案であれば、事前審査を出しましょう
2、窓口に行く日が決まったあとは、借り換えをする金融機関に、抵当権の解除証書と完済証明書をもらえる日を伝えましょう
3、それから抵当権の設定をするまでのスケジュールを借り換えする金融機関と確認し合いましょう
借り換えをする金融機関と現在融資を受けている金融機関、双方に情報を正確に伝えながら進めていくことが、スムーズに借り換えをするために最も大切なことです。

窓口に行ったらどうなるの?

二つの金融機関のスケジュールを把握しましたら、現在融資を受けている金融機関へ行きます。そこでは、どのような話が繰り広げられるのか?最後にそこをお伝えします。

計画を聞かれることがある

金融機関からすれば、住宅ローンの金利分が金融機関の利益になるので、借り換えされると困ってしまうのです。
まずはなぜ完済するのか?探りを入れてきます。

うちで計画してみてはどうかと聞かれることがある

金融機関からすれば、すでに融資をしていて返済が滞ったことのない優秀なお客様を、みすみす他の金融機関で借り換えをさせたくないですよね?なので「残債とリフォーム費用を含めて借り入れができるか、再審査を受けてみませんか?」と言われることがあります。これで条件も良ければ悩んでしまいますよね。

交渉してくる可能性がある

もしかしたら金利などの条件について交渉してくるかもしれません。悪い話ではありませんが、拘束時間が長くなります。その場合、他の金融機関の事前審査に通っているのであれば、「他の金融機関で決めているから、日程の調整で話をしにきました」と言って終わらせても良いと思います。ですが、まだ事前審査を受けていない場合は、少しでも可能性を残しておくために、じっくり話を聞いても良いと思います。

信頼関係が大切

家づくりには担当者との信頼関係がとても大切です!
性能が良い、デザインが良い、安いから、なんて理由ではなく、何十年先も付き合っていく住宅会社、担当者として見た時に「安心できるな」と思った会社を選びましょう!
あなたを理解し、良いことも悪いこともちゃんと伝えてくれる人。
我慢するばかりではなく、この人なら何とかしてくれると思える人。
そんな信頼できる住宅会社と担当者を探すことがとっても大切なのです。

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