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注文住宅の進め方でとっても重要な3つのタイミング

2024/07/24

新築を建てる時、何から進めたら良いか分からない方も多いのではないでしょうか?建てた後に家づくりのことで後悔してほしくない、そんな想いで今回の記事をお伝えします。家づくりが失敗しないために、成功のターニングポイントとなる3つのタイミングについてしっかりお伝えします。

成功のターニングポイントとなる3つのタイミング

成功のターニングポイントとなる3つのタイミングは以下の通りです。

①家づくりの進め方の重要な3つのタイミング
②住宅ローンと住宅会社2つの見極め方
③契約と着工について

一つずつ説明します。

家づくりの進め方の重要な3つのタイミング

家づくりの進め方の重要な3つのタイミングは

・初回の打ち合わせ
・契約
・着工。

まず初回の打ち合わせですが、住宅会社に対して思うことは、自分たちの理想を叶えてくれるかどうかを判断しますよね。理想を叶えてくれそうだと思わなければ打ち合わせはしません。「ここの会社は良い家を建ててくれそうだな」と感じた後、「私たちはこの会社で家を建てることができるのだろうか?」と思うでしょう。
家は自己資金(頭金)と住宅ローンの融資金額を合わせて予算を組みます。
住宅会社によって建物の金額は違いますから、「予算が足らなかったらどうしよう」と不安になるのも当然です。これは住宅会社側も同じで、購入資金を用意できるのかをとても気にしています。
ここで注意して頂きたいポイントが2つあります。

借りられる金額と返済できる金額は違う

一つは、借りられる金額と返済できる金額は違うということです。先ほどお伝えしたように住宅会社は、購入資金を用意できるのかをとても気にしています。ということは、購入できるように話を持っていく可能性もあるということです。
「まさかそんな、払えないような金額を借りたりしませんよ」と思われるかもしれませんが、実はそれによって住宅ローン破綻している人が多いのです。借りられるならとか住宅会社が連れてきたファイナンシャルプランナーにOKしてもらったから大丈夫なんて楽観的に考えては絶対にいけません。

・借りられても返せない金額がある
・住宅会社が連れてきたファイナンシャルプランナーは住宅会社の味方
・銀行が連れて来たら銀行の味方

ここを覚えておいてください。

あなたの担当者は住宅ローンについて詳しいのかどうか

もう一つは、「あなたの担当者は住宅ローンについて詳しいのかどうか」です。単純に、この住宅ローン4つの審査基準だけを見て、判断できる程度のことであれば、住宅会社に勤めている方であれば知っていると思います。しかし、住宅ローンはそんなに簡単なものではありません。
住宅ローンとは、あなたの背景にある情報から最適な金融機関の選択、借入額、毎月の返済額、メンテナンス費用の捻出方法など、最適な計画を提案することができるのです。少なくとも住宅ローンの完済期間を計画することはとても大事なことだと思いませんか?安心して新居に、長く住み続けられるためにとっても大切なことだと思います。
住宅ローンは借りることができるからといって安易に、楽観的に進めてしまうと、完成した後に、お金のことで家を負担に感じてしまうことになってしまいます。
住宅会社、そして担当者を信頼できるかどうかの判断を間違えないようにしましょう。

契約

それでは3つ目の契約と着工についてです。契約のタイミングには2つのパターンがあります。

①初回で契約するパターン
②着工前に契約するパターン

初回で契約するパターンは、契約の後に詳細打ち合わせがあります。この進め方の特徴は、契約の後に間取りや仕様を細かく決めていく打ち合わせを行うことです。その場合、契約後に金額がかなり変わってくるので、少し不安になる方も多いのではないでしょうか?
着工前に契約するパターンについては、文字通り、仕様や設備を決めてから工事をスタートする直前に契約するパターンです。この場合、打ち合わせをして金額がほぼ確定した後の契約となるので安心できます。着工前に契約するパターンについては、行っている会社は多いとは言えません。
初回で契約するパターンに不安を感じる方は、ぜひアイズホームにご相談ください。

着工

続いて着工についてです。こちらも2つのパターンがあります。

①事前発注タイプ
②都度発注タイプ

事前発注タイプは打ち合わせを全て終えた後、着工前に、打ち合わせで決めた仕様をほぼ全ての業者さんに発注をします。なので現場が始まってからは基本的に仕様の変更はできません。
都度発注タイプは着工前にしっかり決めた仕様を、3Dになった現場を見ながら再確認して、業者さんに発注をするタイプです。やはり現場が進むに連れてイメージが沸いてくるものです。この方法は打ち合わせをして納得しながら進めていくことができます。
皆さんはどちらが合うと思いますか?

信頼関係が大切

家づくりには担当者との信頼関係がとても大切です!
性能が良い、デザインが良い、安いから、なんて理由ではなく、何十年先も付き合っていく住宅会社、担当者として見た時に「安心できるな」と思った会社を選びましょう!
あなたを理解し、良いことも悪いこともちゃんと伝えてくれる人。
我慢するばかりではなく、この人なら何とかしてくれると思える人。
そんな信頼できる住宅会社と担当者を探すことがとっても大切なのです。

株式会社アイズホーム
建築士とともにあなたに寄り添った家づくり

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https://is-h.jp/inquiry

新築住宅を考えている方に絶対に見てほしい!住宅のエネルギー選択に関する重要なポイントを解説します

2024/07/21

新築を計画する際に、多くの方は電気にするか?ガスにするか?どちらが自分のライフスタイルに合っているか迷います。新築住宅において、エネルギー選択は、日々の生活の快適さや安全性、そして長期的なコストに大きく影響するため、非常に重要な決断です。特に「プロパンガスと電気の併用住宅」と「オール電化住宅」の比較を解説します。さらに、プロパンガスと都市ガスの違いについても触れ、災害時にどちらがよりレジリエンス効果が高いのかについても解説します。
特に、地震や台風などの災害が頻発する日本において、災害時のエネルギー供給は非常に重要なポイントです。プロパンガスの特徴やメリット、デメリットを詳しく掘り下げることで、新築住宅のエネルギー選択において賢い判断ができるようにお伝えしていますので、あなたの住宅エネルギー選択に対する考え方が変わります。

プロパンガスの基本情報

まず、プロパンガスについて簡単に説明します。
プロパンガスは、液化石油ガス(LPG)の一種であり、ボンベやタンクで個別に供給されるエネルギーです。一方、都市ガスは、ガス管を通じて地域全体に供給される天然ガスが主成分のエネルギーです。

メリット1:供給の柔軟性

プロパンガスはボンベやタンクで供給されるため、設置場所の自由度が高くなります。都市ガスの供給エリア外でも使用可能で、特に地方や郊外での利用が多いとされています。

メリット2:災害時のレジリエンス

災害時に強いのがプロパンガスの大きな特徴です。ガスボンベやタンクが個別に設置されているため、地震や災害でガス管が破損しても、都市ガスや電気に比べ、プロパンガスの供給には影響が少ないと言えます。実際に、災害時にはプロパンガスが早期に復旧し、非常用のエネルギー源として役立つことが多いです。
東北大震災では、多くのプロパンガス会社によるボンベの提供が話題になりました。プロパンガス会社は、災害に対しての意識が高いという点もあると言えます。

メリット3:エネルギー効率の高さ

プロパンガスは高い燃焼効率を持ち、短時間で高温を得ることができます。これにより、料理や暖房において効率的にエネルギーを利用できます。例えば、プロパンガスは都市ガスに比べて約2.2倍の熱量を持っており、同じ量のガスでより多くのエネルギーを供給できます。
電気と比較しても、プロパンガスは直接燃焼するため、熱エネルギーへの変換効率が高く、エネルギー損失が少ないのが特徴です。

メリット4:初期費用の低さ

プロパンガスの設備は初期費用が比較的低く抑えられます。ガス配管の敷設が不要なため、設置コストが抑えられるのです。
具体的には、プロパンガスを利用するためには、ガスボンベやタンクを設置するだけでよく、更に、プロパンガスの供給業者が設備費用を負担する場合が多く、初期投資が都市ガスに比べ軽減されます。これに対して、都市ガスはガス管の敷設工事が必要であり、そのための工事費用が発生します。
オール電化住宅の場合も、高性能な電気機器や配線工事などの初期費用が高くなる傾向があります。

デメリット1:設置する場所

よくデメリットの一つで言われているボンベ剥き出しの見た目は、外観に合わせたものでボンベを覆うことで解消されますが、唯一デメリットと言えるのは、ガスボンベを設置する場所を用意しなくてはいけないところです。
土地の形状によってはボンベを置くスペースを確保できない場合もありますので、間取りを設計するときと同時に考えておいた方が良いと思います。

オール電化住宅の基本情報

次に、オール電化住宅について説明します。
オール電化住宅とは、家庭内のすべてのエネルギー源を電気で賄う住宅のことを指します。
主に、電気温水器やIHクッキングヒーターなどを利用します。

メリット1:一括管理の利便性

オール電化住宅は、すべてのエネルギー源が電気に統一されているため、管理が簡単です。ガスの配管やボンベの交換などが不要で、電気料金の一括請求も可能です。

メリット2:安全性の高さ

ガスを使用しないため、ガス漏れや火災のリスクが低く、安全性が高いと言えます。特に小さなお子様がいる家庭では安心ですね。でも、火を使う生活を小さな頃から見せておく方が良いと提唱している方もいますね!

メリット3:環境負荷の軽減

オール電化住宅は、クリーンなエネルギーである電気を使用するため、環境にやさしい選択と言えます。特に、再生可能エネルギーを利用することで、さらに環境負荷を減らすことができます。

デメリット1:初期費用の高さ

オール電化住宅は初期費用が高くなることが多く、電気設備の設置や工事費用が嵩むため、導入時のコストが高くなります。

デメリット2:停電時のリスク

オール電化住宅は、電力に全面的に依存しているため、停電時にはすべての設備が使用できなくなるリスクがあります。災害時には、特にこの点が問題となることがあります。ガスの場合、ガスコンロは乾電池式のタイプもありますので、仮に停電になったとしても火を使うことは可能です。

プロパンガスと都市ガスの違い

次に、プロパンガスと都市ガスの違いについて説明します。

プロパンガスの特徴

先ほどお伝えしたように、プロパンガスはボンベやタンクで供給されるため、場所を用意しなくてはいけないという側面もありますが、言い換えると供給場所の自由度が高く、災害時にも強いというメリットがあります。また、燃焼効率が高いため、エネルギーを効率的に利用できます。

都市ガスの特徴

一方、都市ガスはガス管を通じて供給されるため、急激にガスを使用したとしてもガスが無くなるといったこともなく、安定した供給ができます。ただし、供給エリアが限定されているため、利用できる地域が限られます。また、ガス管が地震などの災害で破損した場合、復旧に大きく時間がかかります。

結論とおすすめ

プロパンガスと電気の併用住宅は、特に災害時に強く、柔軟性が高いことが魅力です。一方、オール電化住宅は、管理の利便性や安全性、環境負荷の軽減といった点で優れています。新築住宅を選ぶ際には、生活スタイルや地域の特性、予算などを考慮し、自分に最適なエネルギー源を選ぶことが重要です。
プロパンガスのメリットを重視する方は、災害時のレジリエンスや燃焼効率の高さを考慮に入れて選ぶと良いでしょう。
・自然エネルギーを利用したパッシブデザイン
・太陽光発電、蓄電池による電気の自給自足
・FIP対応型蓄電池とAIクラウドHEMSによる電気の自動売買システム
・プロパンガスによる防災レジリエンスの向上
この4つを揃えてこそ、これから建てるべき新築住宅の形であると言えるのではないでしょうか?

信頼関係が大切

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マイホームブルーにならないための正しい家づくりの進め方

2024/07/17

「これから金利が上がりますよ!今が建て時です!」家を建てようと思っている方は、このような営業トークを鵜呑みにしてはいけません。「すごい性能だ!この会社に決めよう!」「素敵なデザインを提案してくれた会社にしよう!」こんな理由で家を建てようと思っていませんか?金利だ!予算だ!デザインだ!性能だ!これらを理由に住宅会社を決めて、打ち合わせの最中に「家を建てるのやめようかな」って感じてしまう人が多いことをご存知でしょうか?そんな方々が陥っている状況を「マイホームブルー」と呼びます。今まさに住宅会社を決めようと思っている人は、今回の記事を見て、家づくりを楽しく、迷いもなく、安心して進めていくことができるようになります。そんなマイホームブルーにならないための正しい家づくりの進め方についてお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

なんでマイホームブルーになるの?

「自分が決めたことなんだからマイホームブルーになんてなるわけない!」という声が聞こえてきそうですが、しかし、実際に、住宅会社との契約後に不安になって、マイホームブルーになってしまう方がいるようです。
でもなぜ契約までしたのにマイホームブルーになるんだろ?って思いませんか?
その理由は、「プロがしっかり提案していないから」なのです。これがマイホームブルーになる最も多い原因です。

プロがしっかり提案していないから

ハウスメーカーは要望を伝えて、それに合ったデザインや性能、間取りを提案してくると思うのですが、実はそれが良くないことなのです。
私たち住宅会社は建築のプロです。お客様の気に入るデザイン、性能、設計を提案するのは当たり前です。実は問題はそこではないんです。本当の問題点は、「あなたとあなたの家族のために、将来のことも考えた提案をしているのか?」というところです。
デザイン、性能、設計、そして予算を含めた全てに対し、将来のことを考えても不安を抱かず、安心して家づくりを進めていくことができる状態にしてくれることが家づくりのプロの仕事だと考えています。

将来のことも考えた提案

デザインや設計はこだわるほど建築費用が上がります。性能は高めるほど建築費用が上がります。でも、将来のことを考えていない住宅会社はこのように言います。
「希望の融資額は通っているから大丈夫です!」
「返済比率が〇〇%だから大丈夫です!」
これを聞いてどう思いますか?大丈夫と言ってもそれは今だけのことで、これから子供が大きくなるにつれて、食費や消耗品を買う費用はどんどん上がっていきます。習い事や塾、入学にかかるお金、高校進学費用、制服代、大学の受験にかかるお金、入学費や学費・・・
・車はどうしますか?
・いつ買い替えますか?
・何に買い替えますか?
・家のメンテナンス費用はどういう計画で貯めますか?
・お小遣いはいくらですか?
・外食はしますか?
・旅行の予算は?
・団信に加入するので生命保険の見直しをする計画はどうですか?
・支出を見直してますか?
・建築後、数年、十数年経って、生活に負担を感じすぎない計画になってますか?
デザインや性能、設計ではなく予算のことだけ見ても、これ以上に考えなくてはいけないことがあります。住宅会社と契約して、費用が膨らんでしまったり、契約後にインターネットで調べてこういうことを気にしなくてはいけないことを知ってしまった時、「本当にこのままの計画で大丈夫なのか?」と不安になりマイホームブルーになってしまうのです。

住宅会社に質問をしまくろう

今住宅会社を決めようと思っている方は、先ほど述べた内容を住宅会社に質問してみてください。「こんなこと質問するなんて恥ずかしいし、聞きにくい。」と感じるかもしれませんが、でもやらなければいつか後悔することになるかもしれません。
その理由は、将来の計画を立てていないということは、予想外の場面に直面するまで何が起こるのかわからないということだからです。
基本的にはお金が足らないことがそれにあたりますが、お金が足りないと選択肢が少なくなります。選択肢が少なくなると余裕が無くなります。余裕が無くなると不安になります。不安になると、不満を言いたくなって、不運をイメージし続けてしまいますよね?
これはデザインにも性能にも設計にも言えることです。今描いている理想も大事なことですが、理想ばかりを追い続けていては、現実とのギャップが生まれます。家を建てる前に、そのギャップに気づければ良いのですが、住宅会社からのそのような提案がなく気づいてしまうと、頼りにする場所がなくなりマイホームブルーに陥ります。家を建てた後に気づくということがないようにする必要があります。

家を建てる目的

デザインが良く、性能が良く、間取りが良く、予算も良い。そこを目指して家づくりを進めていくわけですが、もっと突き詰めて目的を抽出していくと、家づくりの答えが出てきます。それは、
・家族と笑顔で暮らしたい
・今よりも幸せにみんなで暮らしたい
・パートナーに満足してもらいたい
・家族みんなと笑顔が絶えない生活をしたい
だから家を建てる方が多いのでしょう。そのためのデザイン、性能、間取り、予算です。ということは、建てた後のこと=家族と笑顔で暮らしている毎日になるように、あなたはプロからの提案を待っているのではないでしょうか?
今の提案された図面を見て、何十年も家族と笑顔で暮らしている、そのための提案が入っていると感じるでしょうか?
家づくりを進めるのであれば、これを忘れないようにしてください。

信頼関係が大切

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住宅ローン破綻してしまったらどんなことが待ち受けているのか?

2024/07/14

新築を建てるために多くの方は住宅ローンの融資を利用して建築費用を捻出します。では、その住宅ローンを滞納し続けてしまうとどうなるか知っていますか?滞納が続くと、いきなり怖い人がやってきて、「ここからさっさと出ていけ!」なんてことになるということはないのですが、住宅ローンを借りることに対して不安な方もいると思いますので、今回は、住宅ローン破綻してしまったらどんなことが待ち受けているのか?についてお伝えします。知っておいて損はないと思うので、今回の記事を見て、少しでもその不安を取り除くことができたらと考えております。住宅ローンの支払いが出来ないような状態になってしまった場合の解決方法をお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

住宅ローン破綻とは?

住宅ローンは今や最長で50年という長い年月の間、毎月毎月、決まった金額を返済していきますが、それができなくなってしまうことを「住宅ローン破綻」と言います。
その期間、
・問題なく支払い続けることができるのか?
・もし返済できなくなったらどうなるのか?
このようなことを考えて不安になる方も多く、家づくりに踏み出せないという方もいるかもしれません。
その住宅ローンへの不安を解消するための一つの方法として、対策を講じることができる知識をつけておくこと、即ち、「住宅ローンの支払いが困難になってしまった後、どのようなことが起こるのかを事前に知っておくこと」。支払いができなくなってしまい、何も知らずに金融機関との連絡も取らずに放ったらかしにしてしまうと大変なことになってしまいますから、「どうしたら良いか」を知っておくだけでも十分メリットになります。

滞納してしまった場合

住宅ローンを滞納してしまうと、怖い人が来る。そのようなことが起こるわけではありません。まず引き落とし期日までに何らかの理由があって、入金が間に合わなければ、まずは金融機関から電話がかかってきます。それでも引き続き滞納を続けてしまうと、滞納分の支払いに「遅延損害金」が発生します。
ここで重要なことは、滞納してしまうことが分かった時点で、融資を受けている金融機関に相談することです。金融機関に連絡せず、放置して滞納を続けてしまうと、
・金融機関から催促の連絡が来ます(1〜2ヶ月)
・督促状、催促状が届きます(2ヶ月〜3ヶ月)
・期限の利益喪失(4ヶ月〜6ヶ月)
期限の利益喪失とは、住宅ローンの契約内容が適用されなくなるということです。つまり、毎月一定の返済をすればよかった住宅ローンは契約によって守られていましたが、それが適用されないことになり、一括返済を求められても文句が言えない状態になってしまうということです。
そしてそれを放っておくと、
・代位弁済の通知(約6ヶ月)
代位弁済とは、保証会社が債務者に代わって金融機関に返済を行う事です。代位弁済の通知後、保証会社から連絡があり、一括返済に応じない場合、競売開始の通知が届くことになります。

保証会社とは?

代位弁済をするこの保証会社とは、あなたに変わって金融機関に残債を一括で返済してくれる機関のことです。
多くの金融機関では、住宅ローンの諸費用に「保証料」という項目があり、この保証料が、支払うことが出来なかった場合に支払ってくれる、言わば「保険」のようなものです。昔は住宅ローンの融資を受けるためには「連帯保証人」が必要で、支払いが出来なくなってしまった場合、その「連帯保証人」になった人が代わりに返済をする契約になっていましたが、今では連帯保証人を立てる必要はなく、代わりに「保証会社」がその役割を担ってくれているわけです。

金融機関に早めに相談すべき理由

支払うことが出来なければ連絡しても意味がないと考える方もいらっしゃるかもしれません。でも住宅ローンを支払えない状態って、言い換えれば「家が無くなってしまう」状態とも言えます。ということは賃貸に住んでいて、家賃が払えないという状態と同じだと思います。
衣食住と言うように、住む場所は生きていく上で、とっても大切な要素です。しかも、服は今あるものを着ていればいいし、食べるものでさえ、一時的なことであれば安いもので食いつなげば良い。でも家はそうはいきません。
このように考えた時、住宅ローンを何ヶ月も支払えない理由で考えられることは「怪我や病気によって働くことが困難な状態」であることが想像できませんか?そうであれば、住宅ローン契約時に加入した「団体信用生命保険」によって、住宅ローンを生命保険で返済できる可能性もあります。働けないほどの怪我や病気になってしまったら、気が動転して、加入している保険のことなんて忘れてしまう可能性は大いにあります。他にも返済の対策として、6ヶ月間、元金の支払いを中止して金利のみの支払いにする方法や、返済期間が35年未満の場合には、返済期間を延長できる可能性もあります。

任意売却という方法

それでもどうにもならない場合、もしくは、もう既に代位弁済の通知が来て、保証会社から一括返済の封筒が届いてしまっている方は、その後、一括返済できなければ、自宅を競売にかけられてしまい、裁判所から強制的に退去を命じられてしまいます。
それを回避する方法が一つだけあります。
それは「任意売却」です。
一般の不動産売買では、残債(残りの返済金額)が売却価格を超える場合、住宅ローン契約時に土地・建物の謄本に登記した「抵当権」を抹消できないため、金融機関は、売却には同意することができず、売買を成立させることができません。しかし、一般の不動産売買ではなく、任意売却という方法を取ることで売却価格を残債にあて、その上で残債がある状態でも抵当権を抹消し、売却することが可能となります。
競売の場合、不動産鑑定士が評価価格を設定するため自宅へ調査に来ます(基本的に家の中には入りません)。
その評価書をもとに裁判所が売却基準価額を決めます。通常、市場価格に比べ4割〜5割ほどの価格で設定されるため、非常に安価で取引を実行されます。
しかし、任意売却は購入者からすると、ちゃんと内覧することができますし、売却価格は保証会社と不動産会社との協議の上で設定するため、通常の市場価格に近い価格で売却を進めていけるので、売却後の残債の額が競売よりもグッと少なくなります。

任意売却のメリットとは?

先ほどお伝えしましたように、住居にかかる毎月の定額費用を支払うことが出来ないということは、余程の状況下にあると考えられます。ということは、税金の未納があったり、住宅ローン以外にもクレジットカードやキャッシング、リボ払いなどの借入をしている可能性があります。
もし、その支払いも滞納し続けていた場合、借入先から自宅を差し押さえられることもあり、そうなると「差押」を解除しないと、売却ができなくなります。さらに預貯金もないと思いますので、お金が無ければ、たとえ売れても引っ越すことができません。このような事態を考慮して、保証会社は、税金などの滞納分や差押を解除するための支払いを、売却価格から補填してくれたり、引越し費用を用立ててくれることがあります。
これは不動産会社と保証会社との話し合いで決まります。
任意売却をする場合は、任意売却専門でやっている信用できる不動産会社にお願いすることが重要です。

信頼関係が大切

家づくりには担当者との信頼関係がとても大切です!
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もう契約!?住宅会社との話が早すぎてついていけない!どうしたらいい?

2024/07/11

住宅会社、特に大手ハウスメーカーやローコストメーカーとの打ち合わせにおいて、契約までのスケジュールはとてもタイトで、いつの間には契約の話をしているということがあります。その中には深く考える時間がなく、いつの間にか契約してしまい、後から公開される方も少なくないようです。そのようなことにならないように、住宅会社との打ち合わせスケジュールをハウスメーカー任せにならないポイントをご紹介します。

間違いのない家づくりをするために知るべきポイント

家づくりはとても高額な買い物であるため、一生に一度あるかないかの経験になります。ということはほとんどの住宅を「購入する方は、家づくりが初めてであることが多いとされます。そこで間違いのない家づくりをするために知るべきポイントについて見ていきましょう。

①間違えてはいけない家づくりの入り口とは?
②良い家を建てる条件に必要なこととは?

一つずつ解説します。

間違えてはいけない家づくりの入り口とは?

住宅会社との話が早すぎてついていけない!どうしたらいい?という声を耳にすることがあります。そのような方に詳しく聞いてみますと、このような感じで話をされているようです。

1回目:モデルハウスの案内+ローン事前審査
2回目:土地の案内+間取り提案
3回目:お見積もり→契約?

一生に一度の大切な家づくりに対し、おおよそ3回目の打ち合わせで建築を依頼する住宅会社を決めるのは早すぎます。このような段階では、家づくりのことをまだ2割も理解できていないでしょう。家づくりにはちゃんと知識を得るための時間を有する必要があります。

家づくりの入り口

家づくりの入り口って何かご存知ですか?家づくりの入り口は「お金」です。これは建てることができるかどうかを知りましょうということです。でも「住宅ローンが借りられるから大丈夫!」と曖昧な状態で判断してしまうと、後で必ず痛い目を見ることになります。

・家づくりとは一体なんなのか?
・家や土地にかかるお金ってどんなものがあるのか?
・住宅ローンって何なのか?
・自分たちが理想としている家って何だろう?
・建てた後の生活ってどうなるんだろう?

このようなことをご夫婦一緒に話を聞いて、家づくりの勉強をすることが大事なのです。
家や土地にかかるお金だけでも、知らなければいけない項目は非常に多くあります。逆に、こういう話をしてくれない会社は、家を売ることしか考えてないのかな?と感じてしまいます。だからこんなに早く住宅会社を決めなくても良いのです。
あなたと歩幅を合わせて一緒に進めてくれる会社を見つけてください。それは良い家を建てるためには、とっても重要なことなのです。

良い家を建てる条件に必要なこととは?

良い家とは人それぞれです。私たちアイズホームは、そこに住まわれる皆の想いを一つにした家を建てて行きます。では良い家を建てるための条件とは何なのでしょうか?

・デザインなのか?
・性能なのか?

それも一つとして大切なことだとは思います。でも建築をご依頼頂く身として思うことは、住まわれた後に「良い家だなぁ」っと思ってもらえるために必要なことが一つだけあります。
それは、お住まいになられる方全員一緒に打ち合わせをすることです。最後まで全て全員参加というわけではないですが、奥様だけ、ご主人様だけでも良い時もあります。でもスタート時点は必ず一緒に話しを聞いた方が絶対に良いと考えます。
その理由は家づくりのスタートにおいて一番大切なことは家づくりの勉強だからです。
どのような家にするのかという方向性を決めることはとても大切なことですが、その方向性を決めるためにはまず知識がないと「家族としての良い方向」を定めることができません。
入り口はお金、スタートは勉強。これを勉強しながらあなたの歩幅で歩んでくれる住宅会社、担当者を見つけましょう。間違っても流されて契約してはダメです。

信頼関係が大切

家づくりには担当者との信頼関係がとても大切です!
性能が良い、デザインが良い、安いから、なんて理由ではなく、何十年先も付き合っていく住宅会社、担当者として見た時に「安心できるな」と思った会社を選びましょう!
あなたを理解し、良いことも悪いこともちゃんと伝えてくれる人。
我慢するばかりではなく、この人なら何とかしてくれると思える人。
そんな信頼できる住宅会社と担当者を探すことがとっても大切なのです。

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私が住宅ローン破綻してしまった最大の原因

2024/07/07

実際に大手ハウスメーカーで新築した方に聞いた5年程前に住宅ローン破綻をして、せっかく新築した家を手放すことになってしまった方のお話を聞きました。このAさんは、アイズホームの「家を負担に感じてほしくない」という考え方に共感してくださり、情報を提供してくださいました。今回の記事では、住宅ローンへの不安を解消できる内容をお伝えします。

住宅ローン破綻してしまう状況

Aさんは、このような状況下で住宅ローンの支払いをされていたそうです。

家を手放す時の状況
Aさんご家族の場合
家族構成:4人家族(Aさん、奥様、お子様2人:6歳と1歳)
月々の支払い:9万円 プラスαで年2回のボーナス払いを選択
ボーナスの支払い:16万円
築年数:5年

ということは、年間で140万円のお支払い(月平均11万6,666円)ということですね。この状況で何故、住宅ローンを支払えなくなってしまったのか?それでは、まず家を持つに至った経緯をご覧ください。

〈住宅会社〉
●約10年前、Aさんご夫婦は某大手ハウスメーカーで建築。
●子供が保育園へ行くようになるタイミングで、住宅総合展示場へ行き、モデルハウスを見学
●あるハウスメーカーで気の良さそうな営業担当の方と深くまで話し込み、土地と建物をハウスメーカーから提案。
●モデルハウスのデザインも気に入り、性能も良さそう。
●資金計画をして、購入できそうだと言われ→住宅ローンの事前審査を提出。
●無事、事前審査を通過し→ハウスメーカーで契約。

購入金額ギリギリの契約であったため、その後の詳細打ち合わせでは、理想の間取りや仕様変更は叶わず、少しがっかりしたところはありましたが、それでも夢のマイホームを持つというワクワク感に心を躍らせていたそうです。現場が始まってからは、特に問題なく家は完成し、新たな人生がスタートしました。

状況が悪化

ところが、少し経つと、ご主人様のお勤め先の業績が悪化しつつあり、ボーナスが支給されなくなってきたのです。そんな矢先に2人目の妊娠。奥様は、つわりがひどく仕事を続けられなくなってしまいました。住宅ローン返済は奥様の収入を充てにしていたこともあり、毎月+ボーナス払いは貯金を切り崩し、なんとか日々を過ごしていました。
Aさんは子供が生まれたら奥様が働けるようになる、その時まで、なんとか持ちこたえようと考えていました。
そして無事お子様をご出産されましたが、喜びも束の間。奥様が産後鬱になってしまい、働きに出ることができなくなりました。貯金は底をつき、銀行に相談しましたが、解決策はない。滞納が続き、ついに督促の手紙が届いてしまいます。
その後は保証会社に債権が移行し、運よくインターネットで任意売却を知ることができ、売却が成功して、家族でアパートに引っ越したそうです。

住宅ローン破綻をしないための家づくりのアドバイス

ここからは住宅ローン破綻をしないための家づくりのアドバイスになります。

①事前情報を持たずに住宅総合展示場に行ってしまうこと
②住宅ローンの返済で安易にボーナス払いを選択すること
③簡易的な資金計画だけで家を建てようとすること
まさにAさんの家を建てるまでのNGポイントは、この3つです。

事前情報を持たずに住宅総合展示場に行ってしまう

住宅総合展示場に出展されている会社は、維持管理に毎月多額の経費がかかっています。そのため、1棟でも多くの契約を目標に必死になっています。自分たちの話を鵜呑みにして素直に聞いてくれる人は、餌に釣られた魚です。
契約してもらうためには、お客様が資金を用意できるように話しをしてきます。返せる返せないという感覚ではなく、家が売れるか売れないかという視点で話をしてきますので、事前に勉強して情報を得てから行かないと、良いように丸め込まれてしまいます。思い立ったら吉日と何も勉強せずに住宅総合展示場へ行くことは絶対にやめてくださいね。

住宅ローンの返済で安易にボーナス払いを選択すること

住宅ローンの返済で安易にボーナス払いを選択したことについてですが、基本的にボーナスというものは、会社の業績の応じて支給されるものです。業績が悪ければ、支給されないことは十分あり得ます。でもボーナス払いを併用しないと、月の生活費が圧迫されて苦しくなるからという意見も聞こえてきそうですが、その状態であるなら、その家はまだ持てる状態ではないということで諦めましょう。
その状態であったとしても十分に満足する家を建ててくれる会社は他にもたくさんあります!基本的に未確定要素の高いボーナス併用の支払いは選択しない!月々の返済だけで計画して、住宅ローンを組みましょう!

簡易的な資金計画だけで家を建てようとすること

最後に、簡易的な資金計画で家を建てようとしてしまったことについてですが、これは新築を購入されたほとんどの方に言えることだと思います。毎月の返済額から借りることのできる金額を算出して、いけそうなら購入する。ここにどんなNG要素があるかと言いますと、「人生は何が起こるか分からない」ということです。
Aさんもこのような予想外の事態がありました。

・ボーナスの減額
・二人のお子様
・奥様のつわりと産後鬱

新築当初からすると青天の霹靂でしょう。お子様についてはとても喜ばしいことです。奥様のつわりや産後鬱だって仕方のないことです。それこそ医療が発達した現代であっても、なにが起こるか分からないこと。出産とはそれだけの命をかけた出来事なのです。それだけ大変なことの裏には、他にも生活に影響が出てくるということになります。であれば、返済計画を立てる時に、「もし二人目ができた時のこと」も考えて計画を立てるべきです。

・奥様の収入を充てにするプラス思考の計画だけでなく、奥様が働けなくなったとしても、負担なく返済できる計画を立てる。
・お子様、そして教育費用にかかる段階的な支出の計画、家のメンテナンスや設備・家電の買い替え、車の購入などの大きなお金が動くタイミングを知り、その積立計画を立てる。
・住宅ローン返済期間の35年間、最低でもこの期間、返済できる計画を立てる。
・イレギュラーも予測して、気持ちに余裕を持つことのできる計画を立てる。

それが住宅購入には必須なことだと思います。
それらをちゃんと提案してくれる住宅会社、そして担当者こそ、家づくりには絶対に必要な存在です。

住宅会社とその担当者との信頼関係が大事

注文住宅は、住宅会社とその担当者との信頼関係が大事です。性能が良い、デザインが良い、安いから、なんて理由ではなく、何十年先も付き合っていく住宅会社、担当者として見た時に「安心できるな」と思った会社を選びましょう!
あなたを理解し、良いことも悪いこともちゃんと伝えてくれる人。我慢するばかりではなく、この人なら何とかしてくれると思える人。そんな信頼できる住宅会社と担当者を探すことがとっても大切なのです。

信頼関係が大切

家づくりには担当者との信頼関係がとても大切です!
性能が良い、デザインが良い、安いから、なんて理由ではなく、何十年先も付き合っていく住宅会社、担当者として見た時に「安心できるな」と思った会社を選びましょう!
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住宅ローンの残債がある状態で、リフォーム費用の融資を受ける方法を徹底解説!

2024/07/05

新築の時は「リフォームなんてしない!」って思っているかもしれませんが、屋根や外壁、ベランダなどのメンテナンスの費用と、キッチンやお風呂などの買い替えの時期が重なってしまった場合、そろそろかな…とは思いつつも何百万円も用意することは難しいですよね?そんなときのために「リフォームローン」があります。今回の記事は、住宅ローンの残債があるけどリフォームを検討している方に向けたリフォームローンについて徹底解説していきます!借り換えの方が得なのか?無担保でリフォームローンを借りた方が得なのか?しっかりお伝えします。

リフォームローンの借り方

リフォームの費用を捻出する融資の方法として、4つの方法があります。

・現在借入をしている金融機関で金利の条件変更をし、そこでリフォームローンも借りる。
・現在借入をしている金融機関で、『残債+リフォーム費用』で借入ができるか相談をし、審査をして住宅ローン自体を借り換える
・現在借入をしている金融機関で金利の条件変更だけを相談し、別の金融機関でリフォームローンを借りる。
・別の金融機関で、リフォーム費用と残債を合わせて、住宅ローンの借り換えをする

どれを選択するかは、ご家庭の状況によって変わります。なので、返済期間と毎月の返済額が一致するのはどれかを見定める必要があります。
では、これらを詳しく説明していきます。

無担保のリフォームローン

無担保とは建物や土地という財産を提供せず、融資を受ける方法です。カードローンやショッピングのリボ払いも無担保ローンになります。それらと同じ考えで、ほとんどの場合、無担保ローンは申し込み=本審査となるので、住宅ローンのように事前審査はありません。
諸費用としてかかるのは手数料と収入印紙くらいです。
無担保のリフォームローンは2つの借入の方法があります。

・現在住宅ローンを借入中の金融機関でリフォームローンを無担保で借りる
・新しく金融機関を見つける、もしくはネットで検索して、その金融機関からリフォームローンを無担保で借りる

申し込み=本審査になりますので、全ての金融機関ではありませんが、半数程度の金融機関はリフォームの計画を教えてほしいと言ってきます。なので事前にリフォーム計画のお見積もりを用意しておいた方が良いでしょう。
ネット審査の場合は、計画資料を添付して送付することになります。

有担保のリフォームローン(借り換え)

有担保とは、仮に返済ができなくなってしまった場合、建物や土地という財産を提供する融資方法になります。住宅ローンを契約した時、司法書士の先生が、建物と土地の登記簿謄本に抵当権というものを記載してくれています。これを「設定登記」と言いまして、登記簿謄本には、融資を受けた金融機関の名称や金利、返済期間など契約情報が記載されています。
有担保のリフォームローンとは、新たな金融機関から、現在の残債とリフォーム費用を合わせて融資を受ける方法で、住宅ローンの融資先を借り換えることになります。
この「借り換え」の方法を取る場合は、二つの金融機関と打ち合わせをしていくことになるので、いくつかの注意点があります。

現在の住宅ローンの残債を知る必要がある

新たな金融機関からの借入で、現在の金融機関の借入を完済させることになりますので、現在の金融機関から、完済するタイミングの残債金額を計算してもらい、明細表をもらう必要があります。現在の抵当権を解除して「解除証書」を受け取ってからでないと、新しい金融機関が抵当権を設定できなくなってしまい、そうなると希望のタイミングで融資を受けることができない(借り換えできない)ということになってしまいます。
ですから、二つの金融機関のスケジュールを上手く合わせていく必要があるのです。

住宅ローンの契約をした時の規約を調べましょう。

住宅ローンを契約した時、多くの金融機関で「一部繰り上げ返済」に続いて、「全額繰り上げ返済をする場合(借り換えする場合)」に対しての規約事項があります。そこには、全額繰り上げ返済をする時の告知義務で『○○日前に』と記載がされていまして、この規約を知らずに進めてしまうと、まず金融機関同士のタイミングが合わず、スムーズな借り換えができなくなります。規約違反にあたる場合、違約金が発生した例もありますので気をつけましょう。
有担保ローン=借り換えは、無担保とは違い、収入印紙と事務手数料、金融機関によっては保証料、そして抵当権を解除する費用と再度設定費用がかかってきますので、諸費用はしっかり把握しておきましょう。

スムーズに借り換えをするときに抑えておきたいポイント

スムーズに借り換えをするときに抑えておきたいポイントがあります。
今の金融機関に話しに行く時は、事前に電話で内容を伝えておいて、資料を全部用意してもらいましょう!
電話のポイントは、

・「全額」繰上げ返済を考えていると伝えましょう
・繰上げ返済をするタイミングの残債明細表をいつ出してもらえるかを確認しましょう
・必要な書類とスケジュールを教えてもらいましょう
・抵当権の解除証書と完済証明書がいつまでに出せるかを確認しておきましょう
・窓口に行く予約をしましょう

次は、電話の後の行動ポイントです。
1、借り換えをする・融資を受けたい!金融機関で事前審査を受けていない場合は、先ほどの電話の前に、自分が分かる範囲で良いので、住宅ローンの返済予定表から残債金額や残年数を借り換え予定の金融機関に伝え、提案された金利や返済期間などの条件を確認して、借り換えてメリットがありそうな提案であれば、事前審査を出しましょう
2、窓口に行く日が決まったあとは、借り換えをする金融機関に、抵当権の解除証書と完済証明書をもらえる日を伝えましょう
3、それから抵当権の設定をするまでのスケジュールを借り換えする金融機関と確認し合いましょう
借り換えをする金融機関と現在融資を受けている金融機関、双方に情報を正確に伝えながら進めていくことが、スムーズに借り換えをするために最も大切なことです。

窓口に行ったらどうなるの?

二つの金融機関のスケジュールを把握しましたら、現在融資を受けている金融機関へ行きます。そこでは、どのような話が繰り広げられるのか?最後にそこをお伝えします。

計画を聞かれることがある

金融機関からすれば、住宅ローンの金利分が金融機関の利益になるので、借り換えされると困ってしまうのです。
まずはなぜ完済するのか?探りを入れてきます。

うちで計画してみてはどうかと聞かれることがある

金融機関からすれば、すでに融資をしていて返済が滞ったことのない優秀なお客様を、みすみす他の金融機関で借り換えをさせたくないですよね?なので「残債とリフォーム費用を含めて借り入れができるか、再審査を受けてみませんか?」と言われることがあります。これで条件も良ければ悩んでしまいますよね。

交渉してくる可能性がある

もしかしたら金利などの条件について交渉してくるかもしれません。悪い話ではありませんが、拘束時間が長くなります。その場合、他の金融機関の事前審査に通っているのであれば、「他の金融機関で決めているから、日程の調整で話をしにきました」と言って終わらせても良いと思います。ですが、まだ事前審査を受けていない場合は、少しでも可能性を残しておくために、じっくり話を聞いても良いと思います。

信頼関係が大切

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【速報】電気・ガス補助金が8月に再開!政府の新たな対策とは?

2024/07/02

電気・ガス料金の補助金が8月から再開されることが決まりました。政府は、5月末に終了した電気・都市ガス料金への補助金、いわゆる「激変緩和措置」を8月から10月までの3カ月間、復活させる方向で調整に入りました。今回の記事では、この補助金の再開と今後の住宅購入の重要性について詳しくお伝えします。

補助金終了の背景

この補助金は、燃料価格の落ち着きを理由に5月末で一旦終了していました。しかし、円安の進行で料金の高止まりが予想される上、6月から実施された定額減税の消費喚起効果が実質的な電気・ガス料金の値上げで相殺される可能性があるとして、与党や政府関係者の一部から補助金の復活要請が出ていたのです。

政府の立場と今後の見通し

政府はこれまで「電気・ガス料金の補助金は支持率に必ずしも寄与しない」と説明してきましたが、年内の衆院解散観測もある中、与党内では「実質賃金がプラス転換するまで補助が必要」という声が多くなっています。
自民党幹部からも「補助金の継続が必要だ」という意見が出ています。

補助金再開から読み取る住宅購入において重要なポイント

電気・ガス料金の補助金再開は、多くの家庭や中小企業にとって大きな助けとなるでしょう。
政府の最終的な発表を待ちながら、詳細が明らかになるのを期待しましょう。
それでは、これからの住宅購入において重要なポイントについてお話しします。
特に、太陽光発電とFIP買取制度対応型の蓄電池を備えた新築住宅がなぜ重要なのかを見ていきましょう。

補助金再開の背景と住宅購入の重要性

まず、政府が電気・ガス料金の補助金を再開する背景には、円安の進行やエネルギー価格の高騰があります。
短期的には補助金で支援が行われますが、長期的なエネルギーコストの削減を考えると、電気の自給自足ができる住宅の購入が非常に重要です。

太陽光発電のメリット

太陽光発電システムを導入することで、自宅で使う電気を自分で作ることができます。
これにより、電力会社からの電気購入量を大幅に減らすことができ、電気料金の負担を軽減することが可能です。
特に、日中の太陽光が十分に得られる時間帯には、自宅での消費電力を全て自家発電で賄うことができ、さらに余剰電力を蓄電池に貯めたり、電力会社に売電することも可能です。
これにより、単に電気料金を節約するだけでなく、余った電力を収益源とすることもできるのです。

FIP買取制度対応型蓄電池の導入

FIP買取制度、Feed-in Premium対応型の蓄電池を導入することで、余剰電力を効率的に管理し、電力会社に売電することができます。この制度は、固定価格買取制度(FIT)に代わる新しい仕組みで、電力の売却価格が市場連動型となり、より柔軟に対応できます。
これにより、収益を得ることができ、エネルギーコストをさらに削減できます。

AIクラウドHEMS

FIP買取制度では、日中に蓄えた電気を市場価格が高い時に売電できます。これにより、家庭で余った電力をより効果的に活用し、最大限の収益を得ることが可能です。
リソースアグリゲーターが出す売り買いの指令は、すべてAIクラウドHEMSが制御します。
この高度なシステムは、リアルタイムで電力市場の価格動向を監視し、最適なタイミングで電力を売買するように設定されています。
AIの力を借りて、効率的にエネルギー管理を行い、家庭の電力コストをさらに削減できるのです。
また、これにより、家庭でのエネルギー利用がよりスマートになり、無駄を省くことができます。
結果として、電力の安定供給とエネルギー資源の有効利用が実現し、持続可能なエネルギー社会の構築に貢献することができます。

新築住宅を選ぶ際のポイント

これから新築を購入する際には、以下のポイントを考慮することが重要です。
・太陽光発電システムによる自家発電が可能かどうか。
・FIP買取制度対応型の蓄電池を導入し、余剰電力を蓄えること、且つ、収益を最大化できるかどうか。
・AIクラウドHEMSを採用し、最適なタイミングで電力を売買する、そして、家庭の電力コストをさらに削減し、エネルギー利用を最適化できるかどうか。
これらが揃っていることが、これから新築を購入する最低限のポイントだと思いませんか?

まとめ:長期的な視点でのエネルギーコスト削減

政府の補助金が再開される一方で、長期的なエネルギーコストの削減を目指すには、こうした設備を備えた住宅を選ぶことが非常に重要です。これにより、将来的な電気料金の変動にも柔軟に対応でき、家計の安定に寄与します。
今回は、電気・ガス補助金の再開を踏まえ、太陽光発電とFIP買取制度対応型の蓄電池を備えた新築住宅の重要性についてお話ししました。これから住宅を購入する際には、ぜひこれらのポイントを考慮してくださいね。

信頼関係が大切

家づくりには担当者との信頼関係がとても大切です!
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電気代が上がり続ける4つの理由と新築・リフォームで取り入れることができる対策について

2024/06/27

これから電気代が9万円上がります。これは防ぐことをご存知でしょうか?そのため早急な対策が必要です。さらに、今後電気代が上がり続けていく可能性がとっても高いのです。今から新築、もしくはリフォームを考えている方は、電気代への対策を取り入れた計画をしないと後悔することになります。そこで今回の記事では、電気代が上がり続ける4つの理由と新築・リフォームで取り入れることができる対策についてお伝えします。

5月と6月の値上げについて

まず、再エネ賦課金と国の激変緩和措置について簡単に説明します。再エネ賦課金とは、電力会社が支払う売電分の費用を、電力会社と契約している企業や一般家庭に割り当てて徴収するというものです。売電とは、屋根や土地に設置した太陽光発電によって発電した電気を電力会社に電気を売って収入を得ることです。しかし電力会社が買ったその電気の財源は何なのかをご存知でしょうか?その財源は私たちが負担している再エネ賦課金です。
再エネ賦課金は、実際の使用料に単価をかけて算出します。実際にいくら値上がりするかというと、昨対比で約2円上がっています。ご自宅に今来ている電力会社からの請求書を見てください。300kWh使用しているご家庭では600円値上がりします。
例えば1月の電気使用料は、使用料が多い世帯で、約1500kWh、ということは、1月の電気代は3000円高くなるということになります。

第3の理由とは?

私たちが使用している電気は何で作っているかご存知ですか?電気は原子力発電所や火力発電によって電気が作られています。日本は火力発電が主流で、70%以上の電気を火力発電で賄っています。火力発電の燃料の90%以上は石炭、天然ガスを利用しています。そして今円安の影響により、石炭と天然ガスの輸入価格が実質的に上がってしまっています。
電力会社による電気代の請求には、燃料費調整額というものがあり、これは一定の基準よりも燃料費が高かった場合、私たちの電気代から徴収するというもので、つまり円安が進んでいる今、電気代が高くなるということです。
年間90000円とはいかなくとも、一般的には電気代が年間40000円〜50000円上がることが決まっている今、これからも上がり続けていく確率が高い現状があります。

火力発電廃止???

これからも上がり続けていく確率が高い現状があると言いましたが、もう一つ、火力発電を2035年に向けて廃止するかもしれないということです。これは予測ですが、再エネ賦課金があるということは、設備の建設コストの徴収もあるように思いませんか?火力発電を廃止して、これから電力発電設備を建設することになり、その全部とは言わなくても一部を半永久的に徴収されることがあるかもしれません。

電気の自給自足

電気やガスなどの外部の影響を受けずに、経済的自立をもたらすことのできる唯一の方法、それは「太陽光発電パネル」を採用することです。太陽光発電を設置し「自家消費」を増やすことがテーマになります。そして、実質的な金銭的メリットを出すことが重要なポイントです。
これから高騰し続けていく電気を使用する量を0にする目標を立て、それに伴う設備や性能を採用していきます。太陽光、蓄電池、全館空調は必須です。自然エネルギーを活用したパッシブデザインも欠かせません。
新築、リフォームを検討する場合、今、特に重要になることは、2035年、今から11年後にある当たり前の暮らしを今実現しておくこと。今、ニューノーマルの暮らしを手に入れておくことで、家族が安心して生活することができることに繋がります。
経済的自立だけではなく、自然エネルギーを活用したパッシブデザイン、健康への配慮を取り入れた室温、湿度、気圧を一定に保つ第一種換気システムの導入、建物の資産価値を担保する省エネ性能表示など、これらを取り入れた住まいにすること、つまり何かあったどんな時でも余裕を持って対応できる自立型スマホーハウスを検討することが一番重要なことだと考えています。

信頼関係が大切

家づくりには担当者との信頼関係がとても大切です!
性能が良い、デザインが良い、安いから、なんて理由ではなく、何十年先も付き合っていく住宅会社、担当者として見た時に「安心できるな」と思った会社を選びましょう!
あなたを理解し、良いことも悪いこともちゃんと伝えてくれる人。
我慢するばかりではなく、この人なら何とかしてくれると思える人。
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新築に使う屋根と外壁の選び方とよく使われる外壁材・屋根材の種類について

2024/06/23

屋根と外壁って外観の中で大きな面積を占めています。なので、外壁と屋根の選び方によって全体の雰囲気も大きく変わってきます。材質やカラーだけではなく、地域の特徴に合わせたメンテナンスのことも含めて選ぶことをお勧めしています。今回の記事は、新築に使う屋根と外壁の選び方について、そして新築でよく使われる外壁材・屋根材の種類についてお伝えします。外壁と屋根にどんな種類の材料を使うか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

新築に使う外壁材・屋根材の選び方

外壁や屋根の選び方には3つあります。
一つずつ解説します。

家を建てる地域に適した素材を選ぶ

1つ目は建築予定のエリアに適した素材を選ぶことです。外壁・屋根材には様々な素材がありますが、素材によって防水性や遮音性、耐候性、耐火性などのそれぞれの特徴があります。例えば、雪の多い地域なら、防水性に優れた金属製のサイディングや樹脂製のサイディングがおすすめです。繁華街や車通りの近い場所なら、遮音性に優れた屋根材・外壁材が良いでしょう。
このように地域に合わせた材質を選ぶことはとても大事なことです。

メンテナンスをしやすい素材を選ぶ

2つ目はメンテナンスをしやすい素材を選ぶことです。安い外壁材を選ぶと、早いうちに劣化症状が現れてしまい、新築してすぐにメンテナンス工事をしなければならなくなります。
屋根や外壁のメンテナンスには塗装や張替え・葺き替えなどがありますが、100万円以上の工事費用がかかるため、耐用年数の短い素材だと出費が大きくなります。
住み始めてからのメンテナンス工事の頻度も考えた上で素材を選ぶようにしましょう。
定期メンテナンスを怠ってしまうと雨漏りの原因になってしまうので、メンテナンス費用のことは忘れないようにしなくてはいけません!

色選びはサンプルを確認する

3つ目は色選びをする際はサンプルを確認することです。
屋根・外壁の素材を決める時、カタログの写真だけではなく実際のサンプルを見て選ぶようにしましょう。サンプルを見ずに選んでしまうと、完成した時にイメージと違うように見えてしまうことがあります。
これは、色には面積効果があるため、同じ色でも大きい面積と小さい面積で比較すると、異なる色に見えてしまうことがあるかカタログでは気に入った色でも、実際に広い面積で使うと異なって見えることがあるため、大きめのサンプルを用意してもらって確認するようにしましょう。
完成した後に「思っていた色と違う」とならないようにしっかり確認しましょう!

新築でよく使われる外壁材の種類

では次に、新築でよく使われる外壁材の種類を紹介します。

ガルバリウム

ガルバリウムとは、亜鉛とアルミ、シリコンを組み合わせた合金にガルバリウムでメッキを施した外壁材のことです。
ガルバリウムのメッキを施すことで、断熱性や遮音性が高まります。
耐久性は、25〜30年程度で、正しいメンテナンスをすることで40年以上も使い続けられるのです。

タイル

タイルは、粘土や無機質の原料を成形して高温で焼き上げた外壁材のことです。
耐久性・耐候性が高く、吸水性も低いという特徴があります。
正しく施工されていれば地震でも剥がれ落ちる心配がなく、半永久的にメンテナンスフリーで使用できます。
ただ、他の外壁材よりも金額が高いため、初期費用が高くなる点がデメリットです。
しかし、タイルは丈夫ですがタイルの繋ぎ目に使う目地は10年に1度程度のメンテナンスが必要になってきます。
よく「メンテナンスフリー」と言われるタイルですが、目地のメンテナンスが必要なことを知らない方が多いので注意しましょう!

サイディング

サイディングとは、板状の外壁材のことです。
木質系・樹脂系・金属系・窯業系の4種類がありますが、窯業系サイディングが戸建て住宅では最もよく使われています。
デザイン性が高く、種類も豊富なので好みの外壁材を選びやすいという特徴があります。
カラーやデザインだけでなく厚みなど、たくさんの種類がありますので、住宅会社とよく話し合って採用するようにしましょう!

モルタル

最近はあまり使われていませんが、モルタルは、水とセメント、砂を混ぜ合わせた外壁材です。
1990年以前はよく使われていましたが、最近では窯業系サイディングの方が普及しています。
デザインの自由度が高く、塗装の仕方次第で様々な雰囲気を演出することが可能です。
他の外壁材にある繋ぎ目がないため美しい仕上がりになります。
ただ、ひび割れしやすいデメリットがあるため、下地処理をしっかりと行い、弾性のある塗料を使ってデメリットを補わなければなりません。

塗り壁

下地の上にモルタルや土、専用塗料などを塗って仕上げる外壁を塗り壁といいます。
土塗壁(つちぬりかべ)や漆喰壁(しっくいかべ)、洋風の塗り壁もでき、表面の模様も種類が多いのが特徴です。
防火性にも優れています。
プロヴァンス風の建物には塗り壁の家が多く使われます
モルタルと同様、ひび割れがしやすいデメリットがありますが、最近では耐久性の高い塗り壁も増えています。

ALC

ALCは、内側に無数の気泡がある特殊な軽量コンクリート外壁材のことです。
高層ビルやショッピングセンターで多く使われており、高い耐火性と防火性を有し、耐久性と防音性にも優れています。
メンテナンスをすることで、50年以上使い続けられるほど長持ちします。
でも、とあるハウスメーカーではメンテナンス費用がサイディングの3倍前後必要になると聞いたことがあります・・・

新築でよく使われる屋根材の種類

では続いて、新築でよく使われる屋根材の種類を解説していきます。

ガルバリウム

外壁材でも使われるガルバリウム鋼板は、屋根材としてもよく使われ、最近では屋根材の中でも特に人気が高まっています。
瓦よりもはるかに軽量で、家屋への負担が少ないため、住宅の耐震性を高めることができるメリットがあります。
また、繋ぎ目が少ないため、雨水が入りにくく雨漏りのリスクも避けられます。
ただ、屋根材自体が薄いため、雨音が響きやすく、傷がついてサビが発生すると広がってしまうため、定期的にメンテナンスをしなければなりません。

スレート

セメントに繊維を混ぜて薄い板状にした屋根材をスレートといいます。
防音性は高いのですが、スレートそのものに防水性がないため、定期的に塗装をしなければなりません。
形を加工しやすいため、様々なテイストに合わせやすいという特徴があります。

瓦には以下の2つの種類があります。
・セメント瓦
・粘土瓦
セメント瓦は、セメントに川砂を混ぜており、30〜40年の耐用年数があり、耐久性・耐火性に優れています。
ただ、衝撃に弱くひび割れがしやすいという特徴があります。
粘土瓦は、粘土を高温で焼いて作られており、ほぼメンテナンスフリーで50年近く使用できます。
防音性・断熱性にも優れていますが、初期費用が高く、重量があるため耐震性がガルバリウムよりも劣ります。

信頼関係が大切

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