外壁塗装は10年に一度程度の大きなメンテナンス工事ですが、高額な費用がかかることから「できるだけ失敗したくない」と思う方が多いでしょう。適切な業者選びや事前の知識がないまま依頼してしまうと、想定外のトラブルが発生し、後悔することにもなりかねません。
本記事では、外壁塗装で起こりがちなトラブルや、それを避けるための具体的な注意点について解説します。初めて外壁塗装を行う方でも安心して依頼できるよう、わかりやすくポイントをまとめました。ぜひ最後までお読みいただき、後悔しない外壁塗装を実現するための参考にしてください。
外壁塗装でよくあるトラブル
外壁塗装の失敗は、計画の段階や施工過程で起こることがほとんどです。以下に、よくあるトラブル例を挙げ、その原因と対策を解説します。
1. 契約への不安や不満
飛び込み営業などで急に訪問された塗装業者から契約を迫られ、十分に納得しないまま契約してしまうケースが多々あります。特に「今日中に契約すれば安くなる」などのセールストークには注意が必要です。
対策:
・複数の業者から見積もりを取り、比較する。
・施工内容や費用に納得できるまで契約をしない。
2. 想定外の高額費用
塗装費用は、外壁の劣化状況や塗料の種類、家の立地条件などで大きく変わります。追加工事が必要になった場合、最初の見積もりより高額になることもあります。
対策:
・詳細な見積書を事前に確認し、不明点を質問する。
・追加工事の可能性がある場合は、その費用も含めた見積もりを提示してもらう。
3. イメージと異なる仕上がり
「色味が思っていたものと違う」「施工後の仕上がりが粗い」などのトラブルも少なくありません。
対策:
・塗料の実物サンプルを確認する。
・施工前にイメージ図や完成予想図を用意してもらう。
4. 施工後の色落ちや剥がれ
塗装工程を省略された場合、数年で塗膜が剥がれるなどの問題が発生することがあります。
対策:
・施工工程を確認し、工程表をもらう。
・3度塗り(下塗り、中塗り、上塗り)がしっかり行われるか確認する。
外壁塗装を依頼する際の8つの注意点
外壁塗装を成功させるには、事前に以下のポイントを押さえておくことが大切です。
1. 業者の施工実績を確認する
信頼できる業者を選ぶためには、過去の施工実績を確認することが欠かせません。ホームページや口コミを活用し、技術力や対応力を見極めましょう。
2. 見積書の内容をチェックする
見積書には施工範囲や塗装費用、使用塗料の詳細が記載されている必要があります。「一式」と記載された曖昧な表現は注意が必要です。
3. 施工工程を確認する
必要な工程が省略されると、仕上がりや耐久性に影響が出ます。工程表をもらい、高圧洗浄や下地補修、3度塗りなどが含まれているか確認してください。
4. 塗装期間を確保する
外壁塗装は、通常10~14日ほどかかります。短期間で済むと説明された場合、工程が省略されていないか確認が必要です。
5. 塗料の色や素材を選ぶ
塗料の種類や色は、耐久性や見た目に大きく影響します。耐久年数やメンテナンスの頻度を考慮して選びましょう。
6. 事前調査の重要性
外壁の状態をしっかりと診断してもらうことで、適切な施工内容が決まります。資格を持つ専門家に診断を依頼することをおすすめします。
7. 保険や保証内容を確認する
施工後の不具合に備えて、アフターサービスや保証内容をしっかり確認しておきましょう。
まとめ
外壁塗装は、家の寿命を延ばし、美観を保つための重要な工事です。しかし、トラブルを防ぐためには、業者選びや事前準備が非常に大切です。施工実績の確認や複数社からの相見積もり、詳細な見積書や工程表のチェックなど、事前の準備を怠らないようにしましょう。
また、塗料選びや塗装後の保証内容も含めて確認することで、満足度の高い仕上がりを期待できます。ぜひこの記事を参考に、納得のいく外壁塗装を実現してください。
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