築年数が経過したご実家や、親世代が住まなくなった空き家について、「壊すべきか?」「活かすべきか?」と悩まれている方は多いのではないでしょうか。実は、築年数が古くても、ポイントを押さえたリフォームによって“もう一度住める家”へとよみがえらせることが可能です。この記事では、そんな空き家を再び快適な住まいとして活用するためのリフォーム術をご紹介します。
築年数が古い家の水回り・構造のリフォームポイント
古い家を再生する際、まず注目したいのが「水回り」と「構造」の部分です。この2点は住み心地や安全性に直結するため、最優先で見直す必要があります。
水回りの見直し
・古い配管や排水管は劣化していることが多く、水漏れや詰まりの原因になります。配管の交換や位置の見直しを含めてリフォームするのが理想です。
・キッチンや浴室、トイレの設備は、現代の生活に合わせた省エネ仕様や節水タイプに交換することで快適性が大きく向上します。
・動線の見直しもポイント。家事がしやすいレイアウトへの変更が可能です。
構造の見直し
・耐震性は築年数の古い家ほど不安が残ります。柱や梁の補強、基礎の改修を行い、現行の耐震基準に適合させることが大切です。
・床や壁、屋根の断熱性能を高めることで、快適性と光熱費の削減が見込めます。
・白アリ被害や雨漏りの痕跡など、点検時に見逃せない部分をしっかりチェックしましょう。
二世帯や賃貸活用も視野に入れた再生方法
せっかくリフォームするなら、家族構成やライフスタイルの変化を見据えた活用方法を考えてみるのも一つの手です。
二世帯住宅として再生
・玄関や水回りを分けることで、プライバシーを確保しつつ安心して同居できます。
・親世代が年齢を重ねても安全に暮らせるよう、バリアフリー設計や手すりの設置も検討を。
・リビングやキッチンは共有、寝室やトイレは別にするなど、柔軟なプランニングが可能です。
賃貸やシェアハウスとしての活用
・空き家を賃貸物件として再活用することで、収益化が期待できます。
・リフォーム時に、家具付きにしたり、Wi-Fi環境を整えたりといった工夫をすることで、若年層や単身者向けにも魅力ある住まいになります。
・「古民家風シェアハウス」や「地域交流型住宅」など、新しい住まい方の提案にもつながります。
実家の思い出を残しながら使いやすくする工夫
リフォームの大きな目的の一つは、「思い出を大切にしながら、今の暮らしに合った住まいにすること」です。
・使い込まれた梁や柱、建具などをクリーニング・塗装し、あえて見せるデザインにすることで、懐かしさと味わいを残すことができます。
・床や壁の一部に、以前の素材を活かす「再利用リフォーム」もおすすめです。
・仏間や床の間を活かしながら、洋風のインテリアと融合させる“和モダン”の空間にすることで、古さを魅力に変えることができます。
空き家となった親の家は、壊すだけではなく、リフォームによって新たな価値を持たせることができます。築年数が古いことを理由に敬遠せず、構造や設備をしっかり見直し、思い出を大切にしながら活用することで、家族の絆を未来へとつなぐ住まいが完成します。
「親の家、どうする?」と悩んだら、一度リフォームという選択肢を検討してみてはいかがでしょうか。
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