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思い出を残しながら!大規模リフォーム術

2025/08/17

50代から70代にかけての世代にとって、家は単なる生活の場ではなく、家族の歴史や思い出が詰まった大切な場所です。長年暮らしてきた家や親世代から受け継いだ住まいは、日々の出来事や家族の成長を見守ってきた存在。そのため「建て替え」ではなく「リフォーム」という選択をする方が増えています。しかし、築年数が経った家は断熱性能や耐震性が不足していたり、老後の暮らしに不便な間取りであることも少なくありません。そこで注目されているのが、思い出を残しながらも性能を大幅に向上させる大規模リフォームです。本記事では、50代からの暮らしをより快適に、安全にするための大規模改修のポイントと進め方をご紹介します。

50〜70代が大規模リフォームを選ぶ理由

50代から70代が大規模リフォームを選ぶ背景には、いくつかの共通した理由があります。まず、建て替えよりも費用や期間を抑えられる点。新築の場合は2,000万円以上かかることも珍しくありませんが、大規模リフォームなら半分程度で済むケースもあります。次に、愛着のある空間や思い出を残せること。
家族で過ごした居間、馴染みのある庭、歴史を感じる柱や梁などは、新築では再現が難しい価値です。また、親から相続した家を有効活用したいという思いもあります。
さらに、年齢とともに体力や生活パターンが変化する中で、バリアフリーや省エネ性能を高める必要性も高まります。
こうした背景が、大規模リフォームを選択する大きな理由となっています。

思い出を残すための工夫

家族の歴史が詰まった住まいを改修する際には、単に新しくするだけでなく、大切な記憶や風景をどのように未来へ引き継ぐかが重要です。
ここでは、具体的な工夫や実践例を通して、思い出を守りながら住まいを進化させる方法をご紹介します。

残したい空間や素材の選定

思い出を残すリフォームの第一歩は、どの部分を残すかを決めることです。
例えば、長年使い続けた玄関ドアや、家族の成長を刻んだ柱、手入れしてきた庭木など。それらを活かしながら、周囲の空間を現代的にアップデートします。
和室の欄間や障子などの伝統的な要素も、素材やデザインを工夫すればモダンな空間に溶け込みます。

写真・図面で記録しながら進める

工事前に家の状態を写真や動画で記録することで、家族全員が「どこを残すか」「どこを変えるか」を明確に共有できます。
また、取り外した建具や木材を別の場所で再利用することで、思い出を形として残すことも可能です。これにより、新しい家にも過去の記憶が息づきます。

性能アップで快適に暮らすための改修ポイント

長年住み慣れた家をこれからも快適に使い続けるためには、見た目だけでなく建物の性能を根本から向上させることが欠かせません。
ここでは、暮らしやすさと安全性を両立させるために押さえておきたい具体的な改修のポイントをご紹介します。

断熱・気密性能の向上

築年数の経った家は断熱材が薄かったり、隙間風が入る構造になっていることがあります。
外壁・天井・床への断熱材追加や、窓をLow-E複層ガラスや樹脂サッシに交換することで、冬は暖かく、夏は涼しい室内環境を保つことができます。これにより光熱費の削減も期待できます。

耐震補強と劣化対策

日本は地震大国であり、築年数の古い家は現行の耐震基準を満たしていない場合があります。
耐震補強では、壁量の確保や基礎の補強、金物の追加が重要です。さらに、白蟻被害や木材の腐朽対策を行うことで、建物の寿命を延ばせます。

バリアフリー化

将来の介護や加齢による身体の変化を見据え、段差解消や手すりの設置、ドアの引き戸化などを行います。
浴室やトイレの広さを確保することで、介助が必要になった場合でも安全かつ快適に利用できます。

大規模リフォームを成功させる進め方

大規模リフォームは規模も費用も大きく、失敗すれば生活に長く影響します。計画段階から慎重に進め、信頼できる施工会社や適切な予算配分、制度活用など、各ステップを押さえることが成功の鍵となります。
ここではその具体的な進め方を順を追って解説します。

信頼できる施工会社選び

大規模リフォームは金額も期間も大きな工事となるため、信頼できる施工会社を選ぶことが不可欠です。過去の施工事例や資格、アフターサービスの内容を確認するのが良いでしょう。
新築会社でもリフォーム会社でも、担当者が技術的に詳しい人かどうかはとても重要なことです。リフォーム会社だから安心という言葉は特に危険なので注意しましょう。

予算配分と優先順位の決め方

限られた予算の中で、どの部分に重点を置くかを決めることが成功の鍵です。
性能向上と意匠性のバランスを取りながら、長期的なメンテナンス費用も考慮します。例えば、外壁や屋根は耐用年数が長く、一度の工事で長期的に安心できるため優先度が高い部分です。

補助金・減税制度の活用

断熱改修や耐震補強、省エネ設備導入には国や自治体の補助金が活用できる場合があります。
また、住宅ローン減税や固定資産税の軽減措置など、税制優遇も検討しましょう。これらを上手く組み合わせることで、自己負担額を抑えられます。

まとめ

長年の思い出が詰まった家は、単なる建物以上の価値を持っています。50代からの大規模リフォームは、その価値を守りながら快適性と安全性を高める絶好の機会です。
性能向上と意匠性の両立を目指し、信頼できるパートナーと計画的に進めることで、これからの暮らしをより豊かにする住まいが実現します。思い出を大切にしつつ、新しい快適さを手に入れるリフォームに、ぜひ前向きに取り組んでみましょう。

信頼関係が大切

家づくりには担当者との信頼関係がとても大切です!
性能が良い、デザインが良い、安いから、なんて理由ではなく、何十年先も付き合っていく住宅会社、担当者として見た時に「安心できるな」と思った会社を選びましょう!
あなたを理解し、良いことも悪いこともちゃんと伝えてくれる人。
我慢するばかりではなく、この人なら何とかしてくれると思える人。
そんな信頼できる住宅会社と担当者を探すことがとっても大切なのです。

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