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築30年の家を快適に変える!フルリノベ成功のポイント

2025/10/15

築から30年が経った家には、年月とともに抱える“見えない劣化”と“今の生活との違い”があります。それは、設備の古さ、断熱性の低さ、間取りの旧態化、そしてこれからの暮らし方とのギャップです。。
でも、「もう建て替えしか道はない」と諦めるのはもったいないと思いませんか?。
実は、構造を守りながら、性能・デザイン・動線をアップデートする“フルリノベ”なら、新築に近い快適性を取り戻すことも可能です。
特に2025年以降は、国や自治体による補助・制度も整備されつつあり、“賢い選択”としてリノベーションが注目されています。
この記事では、築30年住宅をこれからの時代にふさわしい住まいへ変えるためのポイントをお伝えします。

まずはチェック!現状診断チェックリスト

チェック項目 内容 コメント
建築確認日/確認年月日 1981年(昭和56年)、2000年6月1日など 構造・耐震性能判断の分岐点になります
外壁・屋根の劣化 クラック、タイル浮き、雨染みなど 雨水侵入の可能性を探る
窓仕様 単板、複層ガラス、枠材 窓性能の改善余地を把握
配管材 鋼管、硬質塩ビ、給水管の錆・詰まり 更新の優先度を決める手掛かり
間取り・動線 部屋の用途が不明瞭、回遊性の低さ 暮らし方とズレが出ていないか見える化
基礎・構造 ひび割れ、鉄筋露出、傾き 構造補強の必要性を判断する材料

このチェックで「あ、これはやったほうがいい」と思いつく項目があれば、その改善方法と注意点を見ていきましょう。

1.現状診断から始める:劣化とリスクを“見える化”

リフォームを“思いつきで始める”と、後々に修正ややり直しが発生してしまうケースが多いのです。
まずは、信頼できる建築会社による構造・雨仕舞・白蟻・配管・基礎の診断をお願いしましょう。

・構造:梁・柱・接合部の腐朽や金物の劣化を確認

・雨仕舞・防水:屋根・外壁・軒先・バルコニーの防水層の確認

・白蟻・湿気:床下・小屋裏の調査

・配管・給排水:給水管・排水管・ガス管などの状態

・基礎・地盤:ひび割れ・浮き・地盤沈下の兆し

この診断で、「ここを補強すべき」「ここはスルーしてよい」という箇所が明確になります。

2.耐震補強は「先にやるべき柱」

間取り変更・断熱改修より先に、構造の安全性を確保することが肝要です。

・ピンポイント補強:接合部補強、筋交い追加、金物交換など

・耐力壁の見直し:偏りのある耐力配置を均す

・基礎補強:鉄筋追加・断面補強

・耐震設計との整合性:大地震を想定した構造設計

自治体によっては、耐震改修工事に対して助成金・補助金を出しているところもあります。
なお、補助を受けるには工事着手前申請・交付決定が必須で、後からでは対象外となるので注意しましょう。

3.窓・開口部の断熱改修で体感と光熱費を改善

実は「窓・ドア」が家の冷暖房ロスの大きな要因になります。ここを変えるだけで住み心地が大きく変わります。

● 工法/選び方のポイント

・既存窓まるごと交換 vs 内窓設置

・枠材(樹脂、アルミ樹脂複合、木製)

・ガラス仕様(二重ガラス・トリプルガラス・Low-E)

・気密・水密・遮音性の評価

・日射取得と遮蔽のバランス(南面は取得重視、夏は遮蔽工夫)

4.間取り・動線再設計:今の暮らしを反映する

構造と断熱が整ったら、「使い勝手」を刷新する段階です。当時の住まい設計と現在の暮らし方のズレが生まれていることが多いからです。

・不要な部屋の統合・縮小

・LDK一体化:広がりをもたせて回遊性を確保

・家事動線:キッチン→洗濯→収納の動きを連続に

・回遊型動線:ストレスのない移動ルート設計

・収納の再配置:使いやすさ優先で、固定棚から可変型へ

・将来的拡張性を見据えた設計

設計段階で使いやすさ・暮らし手の視点を重視することが、完成後の満足度を大きく左右することになります。

5.水まわり・配管:まとめて更新で安心感を

水まわり設備(キッチン・浴室・トイレ・給湯器)や配管は、築30年住宅で“寿命”の節目を迎えているケースが多い部分です。ここを段階的にではなく“まとめて更新”するプランがコスト効率と安心感を両立します。

● 優先順位の目安

①給湯器・給排水設備

②キッチン(配管接続性を考慮)

③浴室・トイレ

④ガス管・換気ダクト

● 注意点・ポイント

・配管材質チェック:鋼管や古い配管は交換対象になりやすい

・コア抜き・スリーブ位置の検討:構造壁を壊さずに配管を通す工夫

・一括更新による工事効率化(仮設・養生コストの節約)

・断熱・防水との整合性を持たせる(壁貫通部や配管まわりの断熱処理)

ここをしっかりやっておくと、将来のメンテナンス費用を抑えられることにつながります。

6.デザインリノベ:空間としての質を磨く

性能・構造・使いやすさが整ったうえで、最終段階として“見た目・質感・照明・素材選び”で魅せる演出を取り入れます。

・外観:塗り替え・サイディング変更・屋根材チェンジ

・内装:床材・壁材・建具・造作家具

・照明:間接照明・調光器・LED照明設計

・色彩計画:基調色+アクセント色で統一感

・細部ディテール:巾木・モール・手すり・金物選び

まとめ:後悔しないリノベを目指して

築30年の住宅をリノベーションする際、「構造(耐震)→性能(断熱)→使いやすさ(動線・設備)→デザイン(質感)」の順序で進めることが成功の鍵です。
これらをワンストップで提案できる体制と実例を備えています。ぜひ、“これからの30年も心地よく暮らせる家”づくりを一緒に進めていきましょう。

信頼関係が大切

家づくりには担当者との信頼関係がとても大切です!
性能が良い、デザインが良い、安いから、なんて理由ではなく、何十年先も付き合っていく住宅会社、担当者として見た時に「安心できるな」と思った会社を選びましょう!
あなたを理解し、良いことも悪いこともちゃんと伝えてくれる人。
我慢するばかりではなく、この人なら何とかしてくれると思える人。
そんな信頼できる住宅会社と担当者を探すことがとっても大切なのです。

株式会社アイズホーム
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