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トリプルガラス3つのデメリット

2024/03/24

新築を建てるのであれば、性能を高めて、夏涼しく、冬暖かい、快適な生活をしたいですよね!ですが、あまりにも性能ばかりに固執してしまうと、「思ってたのと違う!」ということに成りかねません!性能は気密性能や断熱性能、UA値(外皮平均熱貫流率)などによってどの程度の性能を持っているのかが分かりますが、その中でも性能に直結する設備があります。それはサッシ(窓)です。今回は、そんなサッシの性能を高めるために使用するトリプルガラスのデメリットについて解説します。

トリプルガラスのデメリット

「予算があればトリプルガラスにしたい」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?結論から言いますと、アイズホームではトリプルガラスをお勧めしていません!理由は、重い!高い!寿命が短い!の3つのデメリットがあるからです。

重い!

まずが一つ目の重さです。トリプルガラスは、はっきり言って重たいことがデメリットになります。
例えばリビングに取り付けることの多い「掃き出し窓」があります。この大きさの窓をトリプルガラスにしてしまうととても重くて、女性では開けられない方もいらっしゃるかもしれない、それくらい重いです。
よく考えてみてください。
新築当時はまだお若くて苦にならないかもしれません。でも70歳になった時のことを想像してください。おそらく力は今よりも弱くなられていると思います。
今お住まいの家の窓ガラスが単層ガラス(一枚ガラス)であれば、単純に3倍近い重さであり、今お住まいの家の窓ガラスがペアガラス(2枚ガラス)であれば1.5倍の力が必要になります。
想像しただけでもゾッとしませんか?
新築して50歳くらいまでしか住まないという方は良いかと思いますが、多くの方は、その家と共に人生を歩まれるとお考えだと思います。ですので、家を建てる時は、ご自身と奥様の将来のこともしっかり考えた上で仕様を選んでくださいね!

高い!

二つ目のデメリットである「高い」については金額面になります。定価で言えば、単層ガラス(一枚ガラス)の5倍、ペアガラス(2枚ガラス)の2倍します。単純計算で、家一軒分のガラスの金額が倍になります。
将来的なこともしっかりと考えた上で採用することをお勧めします。

寿命が短い!

三つ目のデメリットは寿命が短いことです。
窓ガラスは、湿気や雨水が侵入しないためにゴム性のパッキンがついています。これは10年程度で劣化します。
他にも寿命に関連することは以下になります。
・ガスの抜け
・雨水
・紫外線
・施工の内容
・使用状況
・ガラス自体の重さ
・自然災害によるダメージ
中間層に入っているガスは、毎年約1%ずつ抜けていき、30%(約30年)を越えると性能が落ちていくようですが、パッキンの劣化によって抜けるガスの量は増えていきます。サッシの使い方、ガラスの重み、地震などの揺れなどによるサッシや窓枠への負荷によってダメージを受けると劣化は早まります。
劣化していくとトリプルガラスでも結露したり、カビが発生したり、隙間風や雨漏りをするようになります。メーカー保証は基本10年間。ペアガラスの2倍するガラス+施工費を考えるとゾッとしませんか?
窓を開けない家を設計して、全部の窓を開けることができないFIX窓にするのであれば良いかなぁと思いますが、あまり現実的ではありませんよね?
もちろん、性能が高く、快適に過ごせる家を理想とすることは当然だと思いますが、そればかりに固執し過ぎてしまい、デメリットを把握せずに選択してしまうと、後から後悔するかもしれません!
やっぱり、こういう良い面も悪い面もしっかり教えてくれる住宅会社と担当者を見つけることの大切さがわかりますよね!?

信頼関係が大切

家づくりには担当者との信頼関係がとても大切です!
性能が良い、デザインが良い、安いから、なんて理由ではなく、何十年先も付き合っていく住宅会社、担当者として見た時に「安心できるな」と思った会社を選びましょう!
あなたを理解し、良いことも悪いこともちゃんと伝えてくれる人。
我慢するばかりではなく、この人なら何とかしてくれると思える人。
そんな信頼できる住宅会社と担当者を探すことがとっても大切なのです。

株式会社アイズホーム
建築士とともにあなたに寄り添った家づくり

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