最近平屋が人気なことをご存知でしょうか?平屋は2階がありませんので、階段の上り下りによる弊害がなく過ごしやすい間取りになると言えるでしょう。そこで今回の記事では、平屋が最近人気の理由と、その間取りの考え方、そして建築する際の注意点について詳しくお伝えします。平屋を建てたいと思っている方や、興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
平屋が人気の理由
平屋が人気の理由を4つ挙げます。
・生活がしやすい
・耐震性能が高い
・家族のコミュニケーションが取りやすい
・メンテナンス費用が抑えられる
一つずつ解説します。
1. 生活がしやすい
まず平屋は全ての部屋が1階に集まっているため、2階建てよりも生活動線がシンプルで家事が楽なところも人気な理由ですね!あと、階段を使わないので、小さなお子さんやご高齢の方にも安心です。
洗濯や掃除、荷物の出し入れなどがスムーズに行えます。
子育て世代にとっても、子供を抱っこして階段を上り下りする必要がないので体力的な負担も軽減できます。
2. 耐震性能が高い
平屋は建物が低く、地震の揺れに対する耐性が高いと言えます。
地震や台風などの自然災害に強く、安心して過ごせますね。
重量が軽いため、地震の際の揺れも少なく済みます。
3. 家族のコミュニケーションが取りやすい
平屋では、家族全員がワンフロアにいるため、自然と顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションが取りやすくなります。これにより、家族の絆が深まるでしょう。
いつも家族を感じて過ごしたい、そんな生活を理想とされている方にはとても良い選択ですね。
4. メンテナンス費用が抑えられる
平屋はメンテナンスの手間や費用が2階建てに比べて少なく済みます。
例えば、屋根や外壁の塗装時に足場を組まなくても良い場合もあり、その際は費用を節約できます。
それと2階建てでベランダを採用すると、施工費用だけでなく5年ごとにメンテナンスが必要になりますので、その分の費用も削減できますね!
平屋の間取りの考え方と注意点
次に平屋の間取りを考える際のポイントと注意点についてお話しします。
ポイント1: 欲しい空間を明確にする
まずは家族でどんな空間が必要かを話し合い、必要な機能をリストアップしましょう。
パントリーや子供部屋など、生活を快適にするための要素を考えてみてください。
無駄なスペースをなくし、必要なスペースを見極めることが重要です。
ポイント2: 家電・家具の配置を考える
間取りを考える段階から家電や家具の配置を想定することで、後からの配置変更や配線の問題を回避できます。
大きな家具や必要なコンセントの位置も考慮しましょう。
必要な項目を箇条書きで書き出すと住宅会社に要望を伝えやすくなります。
ポイント3: リビングを開放的にする
勾配天井を取り入れることで、平屋でも開放感のあるリビングを作ることができます。
高窓を設置することで、自然光がたっぷり入る明るい空間になります。
2階建ての場合、吹き抜けを採用することが多いのですが、吹き抜けは足場を組んで施工するため、吹き抜けの広さと同じ部屋を儲けた場合と建築費用はさほど変わりません。
それに比べて勾配天井は費用が抑えられる点もメリットです。
ただし、天窓は雨漏りのリスクが高まるので、できるだけ高窓で対応するようにすることをお勧めします。
注意点1: 広い敷地が必要
平屋を建てるには広い敷地が必要です。
建築には建蔽率という、土地に建てることができる建物の面積の上限割合があります。
平屋は1階部分が2階建てよりも広くなりますので、その分、広い土地が必要です。
ということは、土地の購入費用が高くなる可能性があります。
この建蔽率を考慮しながら、理想の間取りが実現できる土地を見つけましょう。
注意点2: プライバシー対策
先ほど、家族のコミュニケーションが取りやすいとお伝えしましたが、逆に言えば、平屋は全ての部屋が1階にあるため、個々のプライバシーの確保が難しい場合があります。
さらに居室の配置を考えて設計しないと、外からの視線を気にしながら生活しなければならなくなります。
道路に面する部分や隣の家の窓からの視線を遮れるように窓の配置、大きさを工夫するようにしてください。
注意点3: 風通しや日当たり
平屋は建物の高さがないため、周囲の状況によって日当たりが悪くなることがあります。
間取りの中央に中庭を設けたり、高窓を設置することで、風通しや日当たりをしっかり確保できるように設計しましょう。
注意点4: 防犯対策
平屋は全ての部屋が1階にあるため、防犯対策も重要になります。
防犯カメラやセンサーライト、防犯ガラスなどを取り入れ対策をしましょう。
高い塀で家を囲うと死角が増えてしまうため、泥棒や空き巣に狙われやすくなります。
適切な防犯対策をするためには、こちらの動画で詳しく説明していますので、ぜひご覧になってください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?平屋はその過ごしやすさやメンテナンスのしやすさなど、多くの利点がありますが、プライバシーや防犯対策、広い敷地の確保などの注意点もあります。これらを踏まえて、自分たちに最適な間取りを考えることが大切です。
平屋については、こちらの動画で【太陽光を採用するメリットとデメリット】について配信しています。
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