お知らせ・NEWS

防災グッズを効率的に収納する間取り設計:湿気対策とストック方法も徹底解説

2024/09/19

日本は自然災害が頻繁に発生する国です。地震や台風、特に南海トラフ地震などへの警戒が強まりつつあり、防災対策が重要なテーマとなっています。そのため、新築を設計する際には、災害に備えた防災グッズの収納スペースの確保を忘れてはいけません。さらに、防災グッズを長期間状態を保つために湿気対策や効率的なストック方法も考慮する必要があります。今回の記事では、防災グッズを効率的に収納できる間取り設計や、適切な湿気対策、そして防災グッズのストック方法について、詳しくご紹介いたします。

  1. 防災グッズを収納する間取りのポイント

防災グッズを収納する際、最も大切なのは「緊急時にすぐ取り出せるかどうか」です。災害が起こったとき、すぐに必要なものを手に取れる場所に収納することが不可欠です。ここでは、いくつかの間取りに合わせた防災グッズ収納のアイデアをご提案いたします。

玄関の土間収納

玄関は防災グッズを収納するのに最適な場所のひとつです。特に、非常用持ち出し袋や防災リュックなどを玄関の土間収納に配置しておけば、避難時にすぐ持ち出すことが可能です。避難先から戻ってきた際にも、玄関に置いておくことでスムーズに必要なものを取り出せるため非常に便利になります。

リビング周辺の収納

ご家族様が集まるリビングも、防災グッズを収納するのに適しています。ご家族様全員が集まっていることが多いリビングに必要な防災グッズを置くことで災害発生時には迅速に行動に移すことができます。また、自宅避難が必要な場合にも、リビングに防災用品が揃っていれば、ストレスなく日常生活を続けることができます。

キッチンの床下収納やパントリー

食料や水などの備蓄品は、キッチンやパントリーに収納するのがおすすめです。日常的に使い慣れた場所に非常時用の食品をストックしておけば、災害時にも混乱せずに取り出すことができます。また、カセットコンロや乾電池式のランタンなど、調理や照明に必要なものもこの場所にまとめておくと良いでしょう。

寝室の収納スペース

寝ている間に災害が発生することも考えておかなければなりません。そのため寝室にも防災グッズを配置しておくと安心できます。懐中電灯やスリッパ、さらには閉じ込められた際に食料や水を寝室に用意しておけば、万が一の場合、数日の飲食に困ることはありません。

子供部屋の収納

お子様の部屋にも防災グッズを備えておきましょう。防災袋の管理をお子様と一緒に行い、どのように使うかを日頃から共有しておくことで、非常時でも落ち着いて行動できるようになります。

車内への防災グッズ収納

車の中に防災グッズを備えておくのも良いでしょう。車で避難する際に防災用品を備えておけば、もしも家の中から持ち出せなかった場合でも、安心して避難することができます。特に、長期間の避難を余儀なくされた際に、車内に食料や水があることはご家族様の不安を取り除くことができるでしょう。ただし、夏場は車内温度が高くなるため、食料品や乾電池の劣化には注意し、定期的に確認することが大切です。

  1. 防災グッズを収納する際のポイント

防災グッズを効率よく収納するには、いくつかのポイントに留意する必要があります。

すぐに取り出せる場所に収納

緊急時に迅速に対応できるよう、家族全員がすぐにアクセスできる場所に収納しましょう。

分散収納

一箇所にまとめて収納するのではなく、家中に複数箇所に分散して収納することが重要です。これにより、万が一一部の部屋が被害を受けても、他の場所から必要なものを取り出すことが可能です。

低い位置に収納

防災グッズは低い位置に収納することをおすすめします。高い場所に置くと、災害時に落下するリスクが高まるため、怪我やグッズの破損を防ぐためにも、手の届く位置に置いておきましょう。

  1. 防災グッズの湿気対策

防災グッズを長期間保管していると、湿気が原因で劣化やカビが発生することがあります。湿気対策を行い、防災用品を清潔で長持ちさせるためには、以下の方法が効果的です。

乾燥剤の活用

シリカゲルや珪藻土などの乾燥剤を防災グッズに同梱することで、湿気から食品や道具を守り、品質を長期間維持することができます。

定期的なチェック

防災用品は長期間保管することが前提ですが、定期的に中身を点検し、賞味期限が切れているものや劣化しているものを交換するようにしましょう。年に1回程度のチェックが理想的です。

収納場所の掃除と除菌

防災グッズを保管している場所も、定期的に掃除し、湿気がこもらないようにすることが大切です。風通しの良い場所に定期的に空気を入れ替えたり、消毒用エタノールで除菌を行うことで、清潔な保管状態を保ちましょう。

  1. 防災グッズの効率的なストック方法

防災グッズを効率よく管理するためには、適切なストック方法を採用することが重要です。

カテゴリー別に収納

食料品や衛生用品、応急処置グッズなど、カテゴリーごとに収納を分けることで、災害時に何がどこにあるかを一目で把握できるようになります。また、必要なものをすぐに取り出せるよう、透明なボックスやラベルを使って整理するのがおすすめです。

収納場所に合ったグッズを配置

収納場所ごとに適切な防災グッズを配置することもポイントです。例えば、キッチンには食料や調理器具、寝室には寝具や懐中電灯といった具合に、使用する場所に合わせて収納することで、効率的に災害時に対応できるようになります。

まとめ

防災グッズの収納は、災害発生時に家族を守るための大切な準備です。今回ご紹介したように、間取りや収納方法、湿気対策などを考慮し、効率的に防災グッズを収納することが重要です。また、ローリングストック法を取り入れることで、日常的に使用しながら備蓄を続けることも可能です。お客様の大切なご家族の安全を守るために、ぜひ防災グッズの管理に一層の注意を払い、準備を万全に整えてください。

信頼関係が大切

家づくりには担当者との信頼関係がとても大切です!
性能が良い、デザインが良い、安いから、なんて理由ではなく、何十年先も付き合っていく住宅会社、担当者として見た時に「安心できるな」と思った会社を選びましょう!
あなたを理解し、良いことも悪いこともちゃんと伝えてくれる人。
我慢するばかりではなく、この人なら何とかしてくれると思える人。
そんな信頼できる住宅会社と担当者を探すことがとっても大切なのです。

株式会社アイズホーム
建築士とともにあなたに寄り添った家づくり

お問い合わせはこちら
https://is-h.jp/inquiry

[ 一覧へ戻る ]

相談する

お急ぎの方、
まずはお気軽にご連絡ください。

ページトップへ戻る