家を建てる際、どの設備を取り入れるかは慎重に考える必要があります。特に、ランニングコストやメンテナンス費用を考慮せずに設置してしまうと、後々後悔することになりかねません。今回は、後悔しがちな住宅設備について詳しく解説します。
1. ベランダ
ベランダは一般的な住宅に多く採用されていますが、意外と使われていないことが多い設備の一つです。特にメンテナンス面では大きな負担になります。
- 5年ごとのメンテナンスが必要
- 費用は数万円以上かかる
- 放置すると雨漏りのリスクが高まる
- 洗濯物は衣類乾燥機で十分
ベランダのメンテナンスを怠ると、雨漏りによる建物の劣化が進み、最悪の場合住めなくなってしまう可能性もあります。「ベランダが本当に必要なのか?」をしっかり検討することが大切です。
2. タンクレストイレ
タンクレストイレはデザイン性が高く、コンパクトでスッキリした印象を与えます。しかし、以下のようなデメリットもあります。
- 便座が壊れると便器ごと交換が必要
- 15年後には部品が製造されていない可能性がある
- 交換費用が最低でも20万円以上かかる
- 1階・2階両方に設置するとさらにコスト増加
タンクレストイレを導入する際は、長期的なランニングコストを考えた上で決めることが重要です。
3. 外壁と屋根
外壁と屋根のメンテナンスは避けて通れません。特に、2階建て以上の住宅では高額な費用がかかることを覚えておきましょう。
- 10年ごとにメンテナンスが必要
- 費用は100万円を超えることも
- 足場の設置が必須で、コストがさらに上がる
外壁や屋根のメンテナンスを怠ると、雨漏りによって家の構造が傷み、最悪の場合修繕費がさらに膨らむことになります。新築時からしっかり計画を立てることが大切です。
4. ウッドデッキ
ウッドデッキはおしゃれで開放的な空間を作れますが、メンテナンスが欠かせません。
- レッドウッド製は軽くて劣化が早い
- 1年ごとの塗装が必要で、寿命は約10年
- 樹脂製なら20年ほど持つが、初期費用が高め
- 庇を伸ばして雨除けするとさらに費用がかかる
必要に応じて設置できる収納式ウッドデッキなどの選択肢も考慮するとよいでしょう。
5. 全館空調システム
全館空調は快適な室内環境を維持できる便利な設備ですが、メンテナンス面では注意が必要です。
- ダクト式の場合、修理時に壁を壊す必要がある
- 修理費が高額になりやすい
- 経年劣化による故障リスクが高い
長期的に使用することを考えると、導入前に維持費や修理費をしっかりシミュレーションすることが大切です。
住宅設備を選ぶ際のポイント
今回紹介した設備は、どれも便利に思えますが、メンテナンス費用やランニングコストを考慮しないと後々後悔することになります。そこで、設備を選ぶ際には以下のポイントを押さえましょう。
- 初期費用だけでなく、メンテナンス費用も計算する
- 10年後、20年後にどれだけの費用が必要か把握する
- 本当に必要な設備かどうか見極める
特に住宅ローンを組んで家を建てた場合、10年後はお子様の進学などで支出が増える時期に重なります。貯金ができない状況を避けるためにも、事前の計画が重要です。
まとめ
住宅設備は一度設置すると簡単には変更できません。将来的なメンテナンスやランニングコストをしっかり計算し、本当に必要な設備を選ぶことが大切です。家づくりの際は、「今」だけでなく「10年後」「20年後」の生活を見据えて検討しましょう。
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