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知っておきたい!水まわりリフォームの基本ガイド〜キッチン・バス・トイレを快適にするために〜

2025/05/23

毎日使うキッチンやお風呂、トイレは、生活に欠かせない大切な空間です。年月とともに設備の劣化や使い勝手の悪さが目立ってくるため、定期的な見直しが必要になります。家族構成や生活スタイルの変化に合わせて、機能性や快適性を見直すことで、住まい全体の満足度が大きく変わります。本記事では、キッチン・バス・トイレのリフォームについて、それぞれの基本知識や工事の目安、注意すべきポイントを詳しく解説していきます。

キッチンをより使いやすくするためのリフォーム術

キッチンは、料理・片付け・収納などの動作が集中する場所です。より快適な家事動線を実現するための工夫を見ていきましょう。

レイアウト選びのポイント

キッチンレイアウトにはI型・L型・アイランド型・ペニンシュラ型などさまざまな種類があり、家族構成や調理スタイルに応じて最適な形を選ぶことがポイントです。特に、冷蔵庫・シンク・コンロの3点を結んだ「ワークトライアングル」の距離と配置を意識することで、移動が最小限となり、調理中の動きが効率的になります。日々の家事がスムーズにこなせる環境を整えるためにも、レイアウト選びは非常に重要な工程です。

収納スペースの改善

引き出し式収納は、奥にしまった調理器具や食材も一目で確認でき、出し入れがスムーズになるため、毎日の料理時間を短縮するのに役立ちます。昇降式の吊戸棚は、手の届きにくい高所でも収納スペースとして活用でき、必要なときに簡単に取り出せる点が魅力です。また、常温保存の食品や調理家電などをまとめて収納できるパントリーを取り入れることで、キッチン全体がすっきりと整い、見た目の美しさと作業効率の両方を実現できます。

費用と日数の目安

キッチンの本体を新しく交換する際には、工事費用としておおよそ80〜150万円が目安となり、施工にかかる期間は4〜7日程度です。ただし、既存のレイアウトと異なる設備配置を希望する場合には、給排水管や電気配線の移設工事が発生し、それに伴って追加費用や工期の延長が生じることがあります。こうした作業は、工事の難易度や住宅の構造によっても大きく左右されるため、事前にリフォーム会社としっかり打ち合わせをしておくことが重要です。

注意したい点

IHコンロを導入する際は、専用の200V電源が必要となるため、分電盤からの電気配線工事が必要になるケースがあります。既存の設備に対応していない場合は、電気工事の内容が複雑になることもあるため、必ず事前に確認しておきましょう。また、調理時に発生する熱や蒸気に対応するため、換気扇の能力や排気経路が適切かどうかの見直しも重要です。キッチン全体の設備バランスを考慮したうえで、快適に使える環境を整えることがリフォーム成功の鍵となります。

お風呂を癒しの空間にするための工夫

浴室は、心と体を癒すリラックス空間であり、一日の疲れを取り除く大切な場所です。そんな空間だからこそ、リフォームによって使いやすさや安全性を高めることで、より快適な毎日が実現します。家族全員が安心して過ごせる環境づくりを意識しながら、癒しの空間としての機能をさらに引き出していきましょう。

温度差を減らして安心を確保

冬場の寒暖差によるヒートショックを防ぐためには、浴室内の断熱性を高めることが重要です。壁や床に断熱材を追加することで、入浴時の急激な温度変化を和らげる効果が期待できます。また、浴室暖房乾燥機を導入すれば、入浴前に室温をしっかりと暖められるうえ、洗濯物の乾燥やカビ防止にも役立ちます。さらに、脱衣所や浴室の出入口にある段差をなくすことで、つまずきや転倒のリスクを減らし、ご高齢の方やお子様も安心して使える安全な空間が実現します。

ユニットバスと在来工法の違い

ユニットバスは、あらかじめ工場で成型されたパーツを現場で組み立てるため、工期が短く、一定の品質が保たれるというメリットがあります。また、防水性能にも優れており、水漏れリスクが少ない点も魅力です。一方、在来工法は現場で一から造作するため、空間の形状や希望するデザインに柔軟に対応できるのが特徴です。天然素材やタイルなどを使ってオリジナルの空間をつくることも可能ですが、その分コストや施工期間がかかるため、何を優先するかによって選ぶ工法が変わってきます。

リフォーム費用と期間の目安

ユニットバスの設置にかかる費用はおおよそ100〜180万円が相場で、施工期間は約4〜10日が目安です。ただし、既存の浴室サイズと新しいユニットバスの寸法が合わない場合は、壁の一部解体や土台の補修などが必要となり、追加費用が発生することもあります。さらに、浴室の位置を変更したり、洗面室との一体化を図るなど間取りを大きく変える場合には、給排水の引き直しや構造の調整が必要となり、さらに1〜2週間程度の工期延長を見込むこともあります。

窓と換気性能に注意

浴室に大きな窓があると、自然光を取り入れたり、効率的な通風ができるというメリットがありますが、その反面、断熱性が低下しやすくなるため注意が必要です。寒さ対策としては、複層ガラスや断熱サッシの採用が効果的で、結露の発生も抑えられます。一方で、窓が設けられない間取りの場合には、換気扇の風量や湿気排出能力が非常に重要になります。湿気がこもるとカビや劣化の原因にもなるため、換気設備の性能にも十分に配慮しましょう。

トイレをもっと快適にするリフォームポイント

小さな空間でも使いやすく、清潔感のあるトイレを目指すために注目したい設備やデザインの工夫をまとめました。

高機能トイレの魅力

近年の高機能トイレには、節水性能の高いモデルや、フタの自動開閉、使用後の自動洗浄といった便利な機能が搭載されており、日々の使用感が格段に向上します。節水型は年間の水道代を抑えるだけでなく、環境への配慮にもつながります。また、非接触で操作できる自動開閉機能や、トイレ使用後の自動洗浄によって衛生面も安心。お手入れの手間が軽減されることで、家事の負担も減らすことができ、快適さとエコを同時に実現できるのが魅力です。

コンパクト空間の活かし方

トイレの限られたスペースを最大限に活かすためには、手洗いカウンターの設置や壁面を利用した埋め込み型収納の導入が効果的です。手洗いカウンターは、清潔感を保ちながらも手洗い動線をシンプルにし、使い勝手を向上させてくれます。埋め込み収納は、トイレットペーパーや掃除道具などをすっきり収めることができ、空間を広く見せる効果も期待できます。これらの工夫により、機能性と美観を両立させた快適なトイレ空間をつくることができます。

工事にかかるコストと時間

トイレ本体の交換にかかる費用は、おおよそ10〜30万円程度が相場です。これに加えて、床材や壁紙の張り替えなど内装も含めたリフォームを行う場合は、トータルで20〜50万円ほどになることが一般的です。施工期間は通常1〜2日程度ですが、既存設備の状態や下地の補修が必要な場合には、多少日数が延びる可能性もあるため、事前にしっかりと確認しておくと安心です。

注意したい点

トイレの床材を選ぶ際は、防水性と清掃のしやすさを兼ね備えた素材を選ぶことが大切です。クッションフロアやフロアタイルなどは水や汚れに強く、日々の手入れも簡単に済ませることができます。また、滑りにくい加工が施されたものを選ぶと安全性も向上します。さらに、マンションなどの集合住宅では、構造上の制約から排水位置を自由に変更できない場合があるため、リフォーム前には必ず配管の位置やマンションの管理規約を確認しておく必要があります。

リフォーム成功のための3つの心得

1. 業者選びは慎重に

リフォームを成功させるためには、複数の業者から見積もりを取り寄せて比較検討することが重要です。単に価格だけで判断せず、各社の施工実績や提案内容、担当者の対応姿勢などを総合的にチェックしましょう。とくに現地調査や打ち合わせ時の説明が丁寧で、こちらの要望をしっかりとくみ取ってくれる業者は信頼性が高いといえます。また、担当者との相性が良いと、工事中の細かな相談もしやすく、最終的な仕上がりにも満足しやすくなります。

2. 複数の工事をまとめるとお得

例えばキッチンのリフォームとあわせて床の張り替えを同時に行うことで、作業をまとめて進めることができるため、工期の短縮や職人の手配効率の向上が見込めます。その結果、個別に依頼するよりも人件費や搬入出の手間が減り、全体の費用を抑えられるケースがあります。複数の箇所を一度にリフォームする場合は、工事内容をしっかり整理し、計画的に進めることがポイントです。

3. 要望の整理と優先順位づけ

「どこに不便を感じているのか」「リフォームでどんな暮らしを目指したいのか」といった要望やこだわりをあらかじめ整理しておくことで、リフォーム会社との打ち合わせが格段に進めやすくなります。家族で話し合いながら希望をリストアップし、優先順位をつけておくと、提案内容とのすり合わせもスムーズです。メモやシートにまとめて担当者に共有することで、認識のズレも防ぐことができ、理想の住まいづくりに近づけます。

おわりに

キッチン・バス・トイレといった水まわりのリフォームは、暮らしをより快適に、そして安心して過ごせる環境に整える大きなきっかけになります。日々の生活の中で感じる不便や不満を見直すことで、本当に必要な機能や空間のあり方が見えてくるはずです。性能や使い勝手の向上はもちろん、家族全員が心地よく過ごせる住まいづくりに向けて、この記事がその第一歩となれば幸いです。

信頼関係が大切

家づくりには担当者との信頼関係がとても大切です!
性能が良い、デザインが良い、安いから、なんて理由ではなく、何十年先も付き合っていく住宅会社、担当者として見た時に「安心できるな」と思った会社を選びましょう!
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我慢するばかりではなく、この人なら何とかしてくれると思える人。
そんな信頼できる住宅会社と担当者を探すことがとっても大切なのです。

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