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【親の安全を守る】70〜80代のご両親に贈るバリアフリーリフォームのすすめ|子世代が知っておきたい費用・補助金・優先ポイント

2025/08/14

高齢になったご両親が安心して暮らせる住まいづくりは、子世代にとって大きな関心事です。
年齢を重ねると、足腰の衰えや視力の低下により、ちょっとした段差や滑りやすい床が転倒の原因となることがあります。特に70〜80代の方は、転倒が骨折や寝たきりにつながるリスクが高く、一度の事故が生活の質を大きく損なうこともあります。
こうしたリスクを未然に防ぐ手段として、バリアフリーリフォームは有効な選択肢です。介護が必要になる前の段階で実施すれば、事故防止だけでなく介護負担の軽減にもつながります。
また、将来同居を検討している場合や実家を長く維持したい場合にも、バリアフリー化は資産価値を守る意味でも効果的です。
本記事では、バリアフリーリフォームの必要性や優先すべき箇所、費用の目安、補助金の活用方法、業者選びのポイントまで、子世代が知っておくべき情報をわかりやすくご紹介します。

バリアフリーリフォームが必要になる背景とタイミング

高齢者の住宅内事故は、外出時よりも自宅内で多く発生しています。特に多いのは、浴室での転倒や廊下・階段でのつまずきです。
70〜80代になると筋力やバランス感覚が低下し、若い頃には問題なかった段差や勾配も危険となります。さらに、冬場の浴室や脱衣所と居室との温度差が原因で起こる「ヒートショック」も大きなリスクです。
こうした事故は一度起きると回復に時間がかかり、その後の生活に長期的な影響を与えることがあります。
リフォームを検討するタイミングとしては、ご両親が「段差をきつい」と感じ始めたときや、外出や入浴をためらう様子が見られたときが目安です。早めの対策は、親世代が安心して暮らし続けるための環境を整えるだけでなく、子世代の介護負担を軽減し、家族全員の安心にもつながります。

優先度の高いリフォーム箇所とその効果

ご両親が安心して暮らすためには、住まいの中で特に事故や不便が起こりやすい場所を優先的に改善することが大切です。
ここでは、日常生活で頻繁に利用する場所や動線上の重要箇所を中心に、安全性や利便性を高める具体的な改修方法をご紹介します。

玄関・廊下の段差解消

玄関や廊下は毎日必ず通る場所であり、小さな段差でも高齢者にとっては大きな障害となります。特に玄関の上がり框や敷居の段差は、足を高く上げる必要があり、つまずきや転倒の原因になります。
段差を解消する方法としては、スロープの設置や敷居撤去が一般的です。スロープは緩やかな勾配にすることで負担を軽減でき、車椅子の利用にも対応できます。
廊下は床材を滑りにくいものに張り替えることで、さらに安全性が高まります。
段差をなくすことで移動の安全性が向上し、外出や室内移動がスムーズになります。

浴室・トイレの安全改修

浴室やトイレは、住宅内でも特に事故が起こりやすい場所です。
浴室では、濡れた床の滑りやすさや浴槽のまたぎ高さが転倒の原因となります。低い浴槽への交換や滑りにくい床材への張り替えは有効な対策です。
また、浴室・脱衣所と居室との温度差を減らすための暖房機設置も重要です。

トイレでは、立ち座りの動作を支える手すりの設置や、引き戸への変更が有効です。
これらの改修は20万円〜50万円程度で行えることが多く、介護保険の住宅改修制度を使えば自己負担を抑えられます。安全性を高めることで、日常生活の自立度が向上し、介助が必要な場面を減らせます。

階段・動線全体の手すり設置

階段はもちろん、廊下や部屋の出入口など、家の中のさまざまな場所で手すりは有効です。階段用の手すりは勾配や幅に合わせて形状を選び、握りやすい直径や滑りにくい素材を選ぶことが重要です。
廊下や居室では、連続してつながるように手すりを設置することで、移動のたびに安心感が得られます。
手すりはシンプルな工事ですが、転倒リスクを大幅に減らす効果があり、高齢者の安全確保には欠かせない要素です。

補助金・助成制度を活用する方法

介護保険の住宅改修費制度を使えば、上限20万円までの工事に対して9割(最大18万円)の補助が受けられます。
対象となる工事は、手すり設置、段差解消、滑り防止の床材変更、引き戸への交換、洋式便器への取り替えなどです。申請には、ケアマネジャーの意見書や工事前後の写真、見積書が必要です。
また、多くの自治体では独自の助成制度を設けており、介護保険と併用できる場合もあります。制度によって条件や補助額が異なるため、事前に市区町村や地域包括支援センターでの確認が必須です。
補助金を賢く活用することで、費用負担を抑えつつ安全性を高めるリフォームが可能になります。

工事費用の目安と工期

バリアフリーリフォームの費用は、工事内容や規模によって幅があります。小規模な手すり設置なら数万円から、大規模な浴室改修や段差解消は数十万円単位になることもあります。
工期は手すりやスロープ設置など軽微な工事で1〜2日、浴室改修や床材張り替えなどは1週間前後が目安です。事前に家全体の動線や危険箇所を確認し、複数の工事をまとめて行うことで、工期短縮やコスト削減が可能です。
費用と時間の見通しを立てておくことで、親世代の生活への影響を最小限に抑えられます。

リフォームを成功させるための業者選びのポイント

バリアフリーリフォームでは、高齢者の生活動線や身体状況を理解している業者を選ぶことが重要です。施工実績や事例を確認し、提案内容が具体的であるかどうかをチェックしましょう。
現地調査では、工事の必要性や優先順位、補助金利用の可否についても説明してくれる業者が理想です。また、施工後の保証やアフターフォローの有無も重要な判断基準です。
相見積もりを取り、価格だけでなく提案力や対応の丁寧さも含めて比較することで、納得のいく業者選びができます。

まとめ

70〜80代のご両親が安全に暮らせる環境を整えることは、家族全員の安心につながります。
バリアフリーリフォームは、事故予防や介護負担軽減、資産価値維持といった多くのメリットを持ちます。特に、介護が必要になる前の段階での実施が理想的です。
優先すべき箇所を見極め、補助金や助成制度を活用すれば、費用負担を抑えつつ高い効果が得られます。
ご両親のこれからの暮らしを守るために、早めに行動を起こしましょう。

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